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このページについて

このページはソード・ワールド2.5(SW2.5/ソドワ)における キャラクターのビルド(データ構成)の作り方 を初心者向けにわかりやすく解説するシリーズの1ページです。

ぜひ最後まで読んでいってください。

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現在、ビルド講座は 11ページを公開中で随時更新中 (最終更新日:2024/6/27)です。目次は以下のページにあります。

合わせてご覧ください。

「ヒーラータイプ」とは?

「ヒーラータイプ」は味方を回復させる役割です。

「ヒーラータイプ」がいないと戦闘中の回復ができないため、かなり不利になります。

パーティーにほぼ必須のタイプと言えるでしょう。

回復が可能な技能

味方を回復させることができる技能は以下の7種類があります。


  • コンジャラー技能
  • プリースト技能
  • マギテック技能
  • フェアリーテイマー技能(レベル3以上)
  • レンジャー技能
  • アルケミスト技能
  • ジオマンサー技能


とはいえ、レンジャー技能は制限が多く、ジオマンサー技能は安定感に欠けることから、「おまけ」程度に考えることしかできません。

また、アルケミスト技能のみでパーティーの回復を担うとなると、〈マテリアルカード〉の消費が激しいため、お金が難しくなります。


なおドルイド技能はレベル10以上でメリア限定で、エンハンサー技能はレベル5以上で自分限定で、回復が可能です。

が、今回は扱いません。

「ヒーラータイプ」におすすめの技能

「ヒーラータイプ」におすすめの技能は以下の通りです。


  • 純粋なヒーラーならプリースト技能
  • バフ・デバフもするならコンジャラー技能
  • 攻撃も考えるならマギテック技能(かフェアリーテイマー技能)
  • ついでに行うならアルケミスト技能


以下でこれらの5つの技能について、それぞれおすすめの構成を解説します!

プリースト技能を使った「ヒーラータイプ」

プリースト(神官)は「ヒーラータイプ」のキャラクターを作る際に一番オススメの技能です。

もっとも回復に向いている技能で、初期作成でも以下の2つの魔法を活かして「ヒーラータイプ」として活躍できます。


  • 【キュア・ウーンズ】(レベル2・HPを回復する)
  • 【アウェイクン】(レベル2・気絶状態から回復させる)


プリースト技能が2レベル以上ないと「ヒーラータイプ」としての運用ができないことは注意が必要です。

なお、レベルが上がるとさまざまな状態異常を治すことができる、より強力なヒーラーとなります。

戦闘特技

おすすめなのは《魔法拡大/数》です。

パーティーの人数が4人以上なら絶対に必須と言えます。


他は割となんでもOKです。

使い勝手が良いのは《MP軽減/プリースト》です。

MPがあるなら《魔法拡大/全て》をとって、失敗によるリスクを下げるのも良いでしょう。


なお、プリースト技能は〈金属鎧〉による制限などがないため、「近接アタッカータイプ」を兼ねたり、強引に前衛として立ったりもできます。

この場合はそれに合わせておすすめの戦闘特技が変わってきます。

アイテム

〈聖印〉が必須です。

また、とにかくMPが切れたら大変なので〈魔晶石〉と〈魔香草〉が大事になってきます。

情報

〈魔晶石〉に関しては1点か2点のものを買っておき、ちまちま使うのが効率的です……が、初心者のうちは難しいかもなので、困ったら 使いたい魔法の消費MPと同じ点数のもの を買ってしまいましょう。

コンジャラー技能を使った「ヒーラータイプ」

コンジャラー(操霊術師)は「ヒーラータイプ」兼「バファー/デバファータイプ」として運用できる技能です。

2レベルから使用可能になる操霊魔法【アース・ヒール】によってHPの回復ができます。


コンジャラー技能が2レベル以上ないと「ヒーラータイプ」としての運用ができないことは注意が必要です。

プリースト技能との違い

【アース・ヒール】は神聖魔法【キュア・ウーンズ】よりも回復量が少ないことにも注意が必要です。

ただし、【アース・ヒール】は魔法生物や魔動機など、【キュア・ウーンズ】では回復できないものも回復可能というメリットもあります。

戦闘特技

おすすめなのは《魔法拡大/数》です。

パーティーの人数が4人以上なら絶対に必須と言えます。

コンジャラー技能をフル活用する際には、「バファー/デバファータイプ」についても読んでください。

アイテム

〈魔法の発動体〉が必須です。

また、とにかくMPが切れたら大変なので〈魔晶石〉と〈魔香草〉が大事になってきます。

情報

〈魔晶石〉に関しては1点か2点のものを買っておき、ちまちま使うのが効率的です……が、初心者のうちは難しいかもなので、困ったら 使いたい魔法の消費MPと同じ点数のもの を買ってしまいましょう。

マギテック技能を使った「ヒーラータイプ」

マギテック(魔動技師)は「ヒーラータイプ」兼「魔法アタッカータイプ」として運用できる技能です。

2レベルから使用可能になる魔動機術【ヒーリング・バレット】によってHPの回復ができます。


マギテック技能が2レベル以上ないと「ヒーラータイプ」としての運用ができないことは注意が必要です。

プリースト技能との違い

【ヒーリング・バレット】は神聖魔法【キュア・ウーンズ】よりも回復量が少ないことにも注意が必要です。

また、《魔法拡大/数》があったとして、複数人を同時に回復できないのも大きなデメリットです。

戦闘特技

ほぼほぼ《ターゲッティング》が必須となります。

マギテック技能をフル活用する際には、「魔法アタッカータイプ」についても読んでください。

アイテム

〈マギスフィア〉とカテゴリ〈ガン〉の武器が必須です。

〈マギスフィア〉は小で大丈夫です。

また、とにかくMPが切れたら大変なので〈魔晶石〉と〈魔香草〉が大事になってきます。

情報

〈魔晶石〉に関しては1点か2点のものを買っておき、ちまちま使うのが効率的です……が、初心者のうちは難しいかもなので、困ったら 使いたい魔法の消費MPと同じ点数のもの を買ってしまいましょう。

フェアリーテイマー技能を使った「ヒーラータイプ」

フェアリーテイマー(妖精術師)は「ヒーラータイプ」として運用できる……できる(?)技能です。

残念ながら初期作成だと「ヒーラータイプ」としては少し厳しいです。


レベル3以上で光属性を選択することで使用できる【プライマリィヒーリング】が回復魔法で、「ヒーラータイプ」として運用できるようになります。

とはいえ回復量はプリースト技能ほどではありません。


フェアリーテイマー技能は属性を使いこなすことで「魔法アタッカータイプ」や「バファー/デバファータイプ」などとして使用することもできる、万能な技能です。

戦闘特技

妖精魔法【プライマリィヒーリング】を活用するなら《魔法拡大/数》があると良いでしょう。

他では「魔法アタッカータイプ」として使うなら《ターゲッティング》を取るなど、万能ゆえにいろいろな選択肢があります。

アイテム

〈妖精使いの宝石〉が必須です。

また、とにかくMPが切れたら大変なので〈魔晶石〉と〈魔香草〉が大事になってきます。

情報

〈魔晶石〉に関しては1点か2点のものを買っておき、ちまちま使うのが効率的です……が、初心者のうちは難しいかもなので、困ったら 使いたい魔法の消費MPと同じ点数のもの を買ってしまいましょう。

アルケミスト技能を使った「ヒーラータイプ」

賦術【ヒールスプレー】を習得して使うことで「ヒーラータイプ」として運用できます。

マテリアルカードがBだとそれほど回復ができませんが、回復が補助動作でできることとBテーブルの技能で1レベルから使用できるのがメリットです。

また、コンジャラー技能の【アース・ヒール】と同様に、魔動機や魔法生物も回復することができるのもメリットです。


補助動作で使用できることとBテーブルで取得できることを活かして、サブの回復役として運用するのが良いでしょう。

500点経験点が余っていれば選択肢に入るでしょう。

戦闘特技

特にありません。メイン技能用の戦闘特技を取得しましょう。

アルケミスト技能をメインにして「バファー/デバファータイプ」として使用する場合、そちらを参考にしてください。

アイテム

〈アルケミーキット〉と〈緑のマテリアルカード〉が必須です。

初期作成であれば、〈緑のマテリアルカードA〉2〜4枚と〈緑のマテリアルカードB〉を2〜6枚持っておくと良いと思います。


もしパーティーに他に「ヒーラータイプ」がいないか、いても心細い場合は〈緑のマテリアルカードA〉を多めにしたほうがいいかもしれません。

併せて読んで欲しいページ

キャラクタービルドをいろいろ解説しています

現在、ビルド講座は 11ページを公開中/随時更新中 です。目次は以下のページにあります。

初心者向けの情報 はこちらにまとめています。

「種族や技能ってどんなのがあるの?」って人はぜひ以下のページを見てください。

また、ソード・ワールド2.5などのTRPGのキャラクターシートを保管・共有できるWebサービス「ゆとシート」の使い方を以下で公開しています。

ぜひどれもご覧ください!