SW2.5判定シミュレータ 初期作成フェンサーは 必殺攻撃? 全力攻撃?
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ご了承の上、お読みいただければ幸いです。
SW2.5判定シミュレータとは?
当サイトでは、ソード・ワールド2.5(SW2.5/ソドワ)の判定やダメージの期待値がわかる「判定シミュレータ」を公開しています。
今回のブログではこのツールを使用して、初期作成のフェンサーが《必殺攻撃I》と《全力攻撃I》のどちらかを取得した場合、どちらがより高火力なのか考察してみます。
なお前回は、グラップラーが《両手利き》と《武器習熟A/格闘》のどちらを取得すべきか考察してみます。
合わせてご覧ください。
なお、このブログの内容は 強いキャラを作らないといけない ということを主張するもの ではありません 。あくまでも1つの参考です。
期待値など無視して、各々が作りたいキャラクターを作成しましょう。
特にこれは冒険をして成長を重ねていくと変わってくるものですのでご注意ください。
シミュレートしてみる
今回は、前回のグラップラーにおける《両手利き》と《武器習熟A/格闘》の話とは異なり、命中力に変化はありませんし、攻撃回数も変わらないので追加ダメージも関係ありません。
ということで、ダメージのみで、シミュレートしていきます。
まずは以下の設定でやっていきます。
- 威力10
- C値10(フェンサー技能の効果で9になる)
- 敵の防護点0
通常攻撃
特に《必殺攻撃I》も《全力攻撃I》も宣言しない場合、ダメージ期待値は4.6点です。
必殺攻撃
《必殺攻撃I》を使用する場合、ダメージ期待値は6.9点です。
全力攻撃
《全力攻撃I》を使用する場合、ダメージ期待値は8.5です。
小まとめ
この条件だと、かなり《全力攻撃I》が有利に見えます。
もちろん一定以上の火力を出せるのは《必殺攻撃I》の方が高いですが……。
敵の防護点が高い場合
敵の防護点があると、少しずつ必殺攻撃による上振れの影響が出てきます。
敵の防護点ごとに見ていくと以下のようになります。
なおここでは追加ダメージを(《全力攻撃I》分を除いて)0と仮定しています。
追加ダメージが増えると(自動失敗分を除いて)追加ダメージがそのまま増えます。
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
(通常攻撃) | 4.6 | 3.6 | 2.8 | 2.1 | 1.7 | 1.4 |
《必殺攻撃》 | 6.9 | 5.9 | 5.0 | 4.1 | 3.5 | 3.1 |
《全力攻撃》 | 8.5 | 7.5 | 6.5 | 5.6 | 4.6 | 3.6 |
敵の防護点が大きくなると、少しずつ差が縮まるようです。
とはいえ、初期作成で戦う防護点の高い敵といえばシールドフッドですが、それでも防護点は5です。
こちらの筋力ボーナスがあることを考えると、威力10・C値10の場合、初期作成で《必殺攻撃I》が《全力攻撃I》より高いダメージ期待値を出すことはなさそうです。
威力が高い場合
威力が高い場合はどうなるでしょうか。
威力20の場合
《必殺攻撃I》を使用するとダメージ期待値は10.2点となります。
《全力攻撃I》を使用するとダメージ期待値は10.8点となります。
かなり近づきましたね。
威力30の場合
なかなかフェンサーで威力30の武器を持つことはできないと思いますが、一応計算してみます。
《必殺攻撃I》を使用するとダメージ期待値は13.0点となります。
《全力攻撃I》を使用するとダメージ期待値は13.1点となります。
ほぼ同じになりました。
……もし威力30の〈ツーハンドソード〉を使用しているとすると、筋力ボーナスが+6ということになります。
このレベル帯だと、それだけで敵を消し炭にできそうですが……。
C値が違う場合
C値が11の場合
威力が10のまま、C値が11の場合(フェンサーで1下がって10になる場合)には、敵の防護点と追加ダメージ(《全力攻撃》補正分は除く)の差ごとに見ていくと以下のようになります。
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
(通常攻撃) | 4.0 | 3.0 | 2.2 | 1.5 | 1.0 | 0.8 |
《必殺攻撃》 | 5.5 | 4.5 | 3.6 | 2.8 | 2.2 | 1.8 |
《全力攻撃》 | 8.0 | 6.9 | 5.9 | 5.0 | 4.0 | 3.0 |
フェンサー以外が《必殺攻撃I》を使用しない方が良いことがよく分かりますね。
C値が9の場合
威力が10のまま、C値が9の場合(フェンサーで1下がって8になる場合)には、敵の防護点と追加ダメージ(《全力攻撃》補正分は除く)の差ごとに見ていくと以下のようになります。
なかなかC値が9の武器はなくて、あっても命中が下がってしまって、実際に使うかはさておき、です。
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
《必殺攻撃》 | 9.6 | 8.6 | 7.7 | 6.8 | 6.3 | 5.7 |
《全力攻撃》 | 9.6 | 8.6 | 7.6 | 6.7 | 5.7 | 4.7 |
こうなると《必殺攻撃I》が強いですね。
とはいえなかなか現実感がありません。
賦術【クリティカルレイ】を使う場合
C値を10(フェンサーで1下がって9になる)に戻し、威力も10のままで、賦術【クリティカルレイ】を使うことを考えてみましょう。
おまけで《全力攻撃》に練技【マッスルベアー】を使うパターンも考えてみます。
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
《必殺攻撃》+【クリティカルレイ】 | 8.7 | 7.6 | 6.7 | 5.7 | 5.0 | 4.5 |
《全力攻撃》+【クリティカルレイ】 | 9.9 | 8.9 | 7.9 | 6.9 | 5.9 | 4.9 |
《全力攻撃》+【マッスルベアー】 | 10.4 | 9.4 | 8.5 | 7.5 | 6.5 | 5.6 |
賦術【クリティカルレイ】を使用する場合でも、《必殺攻撃I》よりも《全力攻撃I》を宣言するのがダメージ期待値が高いようです。
ちょっと意外でした。
そしてやはり練技【マッスルベアー】は高火力ですね……。
フェンサー技能がBテーブルなことから、練技【マッスルベアー】も賦術【クリティカルレイ】も取ることも可能です。
が、まぁ多くの場合は練技【キャッツアイ】を取って命中を高めることが強いかもしれません。
〈メイス〉などの命中が上がる武器はC値が11だったりしますし……。
この辺はキャラクターに合わせて、判定シミュレータを使用して試してみてください。
まとめ
ということで、判定シミュレータを使用して、初期作成フェンサーの戦闘特技が《必殺攻撃I》と《必殺攻撃I》のどちらの場合の方が高火力なのか、シミュレートしてみました。
フェンサー技能はBテーブルということで、エンハンサー技能・ライダー技能・アルケミスト技能などで自らにバフをかけることも容易です。
武器の威力によっても変わってきますので、興味があればぜひ使おうと思っているキャラクターの値を色々入力して、調べてみてください!!
改めて、このブログの内容は 強いキャラを作らないといけない ということを主張するもの ではありません 。あくまでも1つの参考です。
期待値など無視して、 各々が作りたいキャラクターを作成 しましょう。
僕はフェンサーをするなら《必殺攻撃I》を使いたい派です。
クリティカルの気持ちよさったら半端ないですし……。
となると、レベル3では《武器習熟A》を取ってC値9の武器を使用できるようにしていくのがいいのかもしれませんね。
他のブログ記事もぜひ!!
他にもいろいろなブログを書いています!
ぜひいろいろと読んでいってください。