レアル・マドリード ヨーロッパ王者 2年ぶり15回目
他のページよりも気軽に書かせてもらってます。
ご了承の上、お読みいただければ幸いです。
レアル・マドリードがヨーロッパ王者に!
スペイン1部リーグ「ラ・リーガ」所属のレアル・マドリード(Real Madrid)がヨーロッパ王者を決める大会「UEFAチャンピオンズリーグ」で優勝し、2年ぶり15回目のヨーロッパ王者になりました。
2023年夏からこれまでのシーズンにおいて、以下のタイトルを獲り、三冠を達成しました。
- 「スーペルコパ・デ・エスパーニャ」優勝
- 「ラ・リーガ」優勝
- 「UEFAチャンピオンズリーグ」優勝
一昨年にバロンドール(最優秀選手に贈られる賞)をとり、キャプテンも務めたカリム・ベンゼマ選手らが退団して「移行期」とも言われる中で主要2タイトルを獲得したレアル・マドリード。
今シーズンのレアル・マドリードについて簡単に振り返りたいと思います。
とはいえ、前回4月に「ラ・リーガ」優勝がほぼ決まった時点でいろいろ書いたので、それ以降の話を中心にする予定です。
また、去就については公式発表済みのトニ・クロース選手以外については語らないことにします。
その辺はいろいろ決まってからまた書きたいな、書けるかな? という感じです。
4月後半から5月のトピック
- エル・クラシコではルーカス・バスケス選手が大躍動し、またしてま後半ATのジュード・ベリンガム選手のゴールで逆転勝利
ラ・リーガ優勝をほぼ確定させる
- CL準決勝バイエルン戦1st reg(アウェイ)はヴィニシウス選手の2ゴールで引き分けに
- CL準決勝バイエルン戦2nd reg(ホーム)はアルフォンソ・デイヴィス選手に先制されるも後半終了間際に途中交代のホセル選手の2ゴールで劇的勝利
- ラ・リーガ終盤戦はこれまで出番が少なかった選手も躍動し、エデル・ミリトン選手とティボー・クルトワ選手も大怪我から復帰
- トニ・クロース選手が今シーズン限りでの電撃引退発表
さて、完全にエースとなったヴィニシウス選手とベリンガム選手についてはおいておいて、特に印象的だった2つのトピックに触れます。
ホセル選手の2ゴールでバイエルンに逆転勝利
ホセル選手は1990年3月27日生まれの34歳。
2009年にレアル・マドリードのBチームに加入し、2011-12シーズンにはトップチームで1試合出場し1ゴールを決めるも、以降は移籍を繰り返していました。
2022-23シーズンに「ラ・リーガ」のエスパニョールに移籍をすると、結局チームは降格してしまうものの「ラ・リーガ」で得点ランキング3位となる大活躍。
古巣のレアル・マドリードにレンタル移籍で復帰を果たしました。
シーズン前半からFWの怪我などでスタメンになるとしっかりと得点をする活躍を見せていました。
しかし途中出場からの得点は難しいようで、シーズン後半戦はゴールが少なくなっていました。
そんな中、バイエルン戦に挟まれたカディスとの試合でスタメン出場するも、やはり得点が入らず。
チームを支えた彼に対し、チームメイトがボールを送り続けました。
そして後半ATにキャプテンを務めるナチョ選手がCBにも関わらず前線へ走り決定機を演出。
最後はゴール前でフリーのホセル選手にパスを送り、見事にホセル選手はゴールを決めました。
そして迎えたバイエルン戦2nd reg、後半81分にフェデリコ・バルベルデ選手と交代すると、わずか7分後に相手GKのノイアー選手が溢したボールを流し込んで得点。土壇場で追いつくことに成功しました。
そしてその3分後の後半ATにはコーナーキックからナチョ選手→アントニオ・リュディガー選手と繋がって最後はホセル選手がゴール。
逆転勝利し決勝進出を決めました。
2021-22シーズンの「UEFAチャンピオンズリーグ」決勝には現地まで応援に行くほどのマドリーファンです。
そんなホセルが自ら決勝への切符をチームにもたらしました。
カディス戦のナチョ選手のアシストとあわせて、最高の瞬間でした。
クロース選手が現役引退
以前から「最高の選手として引退する」「レアル・マドリードで引退する」と宣言していたトニ・クロース選手が今シーズン限りでの引退を発表しました。
クロース選手も1990年生まれの34歳。
17歳でドイツの絶対王者バイエルン・ミュンヘンでプロデビューをし、レヴァークーゼンでの1年の武者修行を挟んでバイエルンでプレーをしました。
その間には2012-13シーズンに「UEFAチャンピオンズリーグ」を優勝し、2014年にはブラジルワールドカップにてドイツ代表として優勝しました。
そして2014-15シーズンからレアル・マドリードでプレーをして10年目。
ルカ・モドリッチ選手とカゼミーロ選手とともに黄金の中盤トリオを形成し、「UEFAチャンピオンズリーグ」3連覇に大貢献し、この10年間で23個のタイトルを獲得しました。
「精密機械」「メトロノーム」と呼ばれるほど高いパス精度を最大の武器として、「ラ・リーガ」では通算してパス成功率95%という偉業を成し遂げました。
カゼミーロ選手のマンチェスター・ユナイテッド移籍後には守備面でもより貢献し、今シーズンは若手選手にスタメンを盗られかけるも奪い返し、絶対的主力でした。
バロンドールの可能性も噂されるほどの活躍を続けるクロース選手は代表引退を取り下げて3月に代表復帰。
そこで決めていたのかもしれません。
この6月のヨーロッパ大会「EURO2024」へのドイツ代表としての出場をもってサッカー選手を引退することを発表しました。
本当に特別な選手で、二度とこんな選手を見ることはできない気がします。
プレースタイルを言葉で伝えるのは難しいので諦めますが、動画が多数あるのでよければクロース選手のスーパープレイ集などを見てみてください。
ただクロース選手はスーパープレイ「以外」がスーパーなのがまた凄いのですが......。
そしてSNSやインタビューでの鬼畜ぶりもスーパーでした。
これは今後も見られるんですかね?
発表後に周りから発されたコメントはどれも感動的でしたが、フェデリコ・バルベルデ選手のコメントはとても凄かったので簡単に紹介させてください。
バルベルデ選手はこれまでもクロース選手に憧れていると話していましたが、「自分にとってアイドルだった」「一緒にプレーすることを夢見ていた」「一緒にプレーしてもずっとアイドルだった」などと感動のメッセージを送ってました。
バルベルデ選手のInstagramをぜひご確認ください。それに対するクロース選手の返信もとても良いのです......。
レアル・マドリードのホームスタジアム「サンティアゴ・ベルナベウ」での最後の試合となったベティス戦では盛大なセレモニーがあり、ご家族もピッチサイドに招かれて応援していました。
74分からは盟友モドリッチ選手とも共演し、最高のプレーで魅せてくれました。
そして87分にダニ・セバージョス選手との交代でベンチに下がると現在はベティスに所属するイスコ選手も含め、大拍手が起きました。
そしてお子さんを抱いて涙を見せました。あのクロース選手が泣くところを見せるなんて......。
本当に世界最高の選手として引退しました。
あとは「EURO」のドイツ代表としての活躍を応援しています。
UEFAチャンピオンズリーグ決勝
2024年6月2日(日本時間)に「UEFAチャンピオンズリーグ」決勝ドルトムント戦が行われました。
2012-13シーズンにはロベルト・レヴァンドフスキ選手(現在はバルセロナ所属)に4点を決められて4-1で敗北するなどしてチャンピオンズリーグ敗退に追い込まれたこともあり、油断できない相手でした。
ドルトムントのフンメルス選手、マルコ・ロイス選手とレアル・マドリードのモドリッチ選手(当時は背番号19)はこの時にスタメンで試合に出場していました。
当時ユース登録だっだナチョ選手(当時は背番号27)も試合出場こそなかったもののベンチ入りしています。
またベリンガム選手が昨年まで所属してキャプテンを務めており、リュディガー選手も子供の頃にドルトムントに所属していた経験があります。
前半はレアル・マドリードがボールを持つも、全員で守備を徹底してくるドルトムントを崩すことができず、逆に鋭く人数もかけたカウンターで幾多ものピンチを迎えました。
3回ほど決定的なシーンを作られたものの、ここまでの4試合でしっかりとコンディションをあげていたGKクルトワ選手の好セーブでなんとか守りました。
運も味方していました。はっきり言ってここで1点でも決められていれば難しくなったでしょう。
後半、カルロ・アンチェロッティ監督の「微修正」と走りまくっていたドルトムントの疲労で完全にペースを掴み始めました。
そしてついに74分、ヴィニシウス選手がドリブルで突破してコーナーキックを得ると、クロース選手が蹴ったボールをカルバハル選手がヘディングでゴールへ。
身長173cmのカルバハル選手のヘディング弾で先制し、クロース選手のマドリーでの99本目のアシストとなりました。
これまでも抜群のコンビネーションを発揮してきたクロース選手とカルバハル選手が大舞台で値千金のゴールを決めました。
さらに83分にはロドリゴ選手のプレスで甘くなった横パスをベリンガム選手がカットし、ヴィニシウス選手にパス。
エースナンバーの「7」を受け継いだヴィニシウス選手が人生2度目の「UEFAチャンピオンズリーグ」決勝で2度目のゴールを決めました。
終了間際に攻め込まれ、ゴールネットを揺らされるもオフサイドで取り消しとなり、最後はミリトン選手とバスケス選手を入れて守備を固め勝利を掴みました。
これで最多となる15回目の優勝を果たしました!!
さらにカルバハル選手・ナチョ選手・クロース選手・モドリッチ選手は個人として6回目の優勝を果たし、レアル・マドリードのレジェンドであるパコ・ヘント選手(1933-2022)に並びました。
さらにさらにアンチェロッティ監督は監督としてACミランでの2回を含む5回目の優勝となり、選手としてACミランでとった2回を含めれば個人で7回目の優勝となりました!
そしてレアル・マドリードの会長であるフロレンティーノ・ペレス氏も会長として7回目の優勝となりました。
また、ベリンガム選手は地元イングランドで優勝を果たし、アルダ・ギュレル選手は出場こそなかったもののトルコ人として初めての優勝となりました。
最後は怪我となってしまったものの、チームを支え続けたオーレリアン・チュアメニ選手も初優勝、ホセル選手も初優勝となりました。
また、チェルシーで優勝経験があったリュディガー選手とケパ・アリサバラガ選手もマドリーでは初の優勝でした。
まとめ
話の収集がつかなくなってきたので一旦ここで終わりにしたいと思います。
ともかく、結果を見れば最高のシーズンになりました。
同じ街を拠点とするライバルチーム、アトレティコ・マドリードとの相手のホームスタジアム「ワンダ・メトロポリターノ」での対決2試合だけが敗北で、残りは無敗。
「UEFAチャンピオンズリーグ」の無敗優勝はレアル・マドリード史上初とのことです。
これで公式戦は2024年1月19日のアトレティコ戦以来26試合無敗、ラ・リーガでは2023年9月25日のアトレティコ戦以来32試合無敗です。
そしてホームでの公式戦では2023年4月9日のビジャレアル戦以来1年以上無敗を続けています。
また脱線してきました。
とにかく、来シーズンの話とかはまた今度にして、今回は締めたいと思います。
ところで記憶にないんですが、義兄弟(配偶者同士が双子の姉妹)のカルバハル選手とホセル選手でのゴール&アシストってあったんですかね?
ないなら見たいな......。
2人ともスペイン代表に選ばれてますし、期待です。
他のブログ記事もぜひ!!
他にもいろいろなブログを書いています!
ぜひいろいろと読んでいってください。