
(C)北沢慶/グループSNE
注意事項
このシナリオは「ひとまず公開した」状態の β版 です。
今後さらに調整を行う予定 ですので、遊ぶのはお待ちいただくことをお勧めします。
このシナリオはかなり特殊なシナリオです。確実に万人受けはしません。
ソード・ワールド2.5のシナリオですが、ソード・ワールド2.5の魅力は失われているかもしれません。
ご理解の上、遊んでいただけますようお願いいたします。
ハンドアウトあり、PL1人の、いわゆる「タイマンシナリオ」です。
GMもキャラクターを作って遊ぶことになります。
GMが使うキャラクターは「信仰を失った小神」です。
本シナリオを遊ぶにあたっては、必ず 仲の良い2人 で望んでください。
2人で2人の思う最良のエンディングを求めて彷徨ってください。
このシナリオは、いわば1人と1柱の「終わり方」を描くためのプロットです。
本シナリオにはモノクロマティカおよびソード・ワールド2.5に関連する独自解釈が含まれています。
作者の「こうあってほしい」「こうあったら嬉しい」という願望によって捻じ曲げられている可能性があります。
心配な方は他のシナリオをぜひ遊んでください。
初心者の方におすすめなシナリオもいくつか公開しています!
トレーラー画像




シナリオスペック
- GM要否
- 必要(GMCを使用)
- PL人数
- 1人
- レギュレーション
- 8〜9レベル(詳細は後述)
- 必須ルールブック・サプリメント
- 『ルールブックI〜III』
『エピックトレジャリー』
『モノクロマティカ』
- 装丁プレイ時間
- 2〜4時間
モノクロマティカおよびこのレベル帯への慣れと、RPの量次第で大きく変動します
PCハンドアウト
あなたは人の成れの果て
未練に縋り付く
PCの設定
PCはなんらかの未練によって、ラクシアへ帰ることを強く望んでいます。しかし、ラクシアへ帰ることが叶わぬまま、モノクロマティカでの冒険を繰り返し「契約深度」が高くなってしまいました。
おそらく最後になるだろう冒険の舞台として、PCは「天の川」と呼ばれる"穢土"を選びます。
"穢土"天の川
『モノクロマティカ』p.218の地図の右下あたり、ガレーレ駅から遥か南東にある"穢土"です。
この"穢土"はとても危険だとされていますが、"境界の番人"ティルカトの神殿があって、ラクシアへの門があるという噂があります。
川ではなく、滅茶苦茶な色彩が溢れる大地です。
PC作成について
PCの作成にあたっては以下のページから、「冒険者レベル:8〜9」の項目を参考にしてください。
- 『ルールブックIII』p.72「高レベルキャラクター作成表」
- 『モノクロマティカ』p.107「モノクロマティカで高レベルキャラクターを作成する」
ただし契約印の取得において、契約が確定する神が"境界の番人"ティルカトになると、ラクシアへの帰還のために冒険する必要がなくなってしまいます。
『モノクロマティカ』p.122「契約印と神の確定」を参考にして、契約が確定する神が"境界の番人"ティルカトにならないように作成してください。
GMCハンドアウト
あなたは神の成れの果て
身体に縋り付く
GMCの設定
GMCは神々の戦いの影響で泡沫世界へ閉じ込められるようになってしまった小神です。
信仰を失ってしまいましたが、身体を保っているため消失を免れています。
現在は「天の川」と呼ばれる"穢土"のすぐ横にある小屋に住んでいます。「天の川」については少しだけ詳しいです。
PCが「天の川」へ行くにあたって案内人となり、共に"穢土"を進みます。
なおGMCは"死還り"ではないので色彩を持ちません。
また"穢土"にいても染色度や契約深度が上がることはありません。そのためノーリスクで"穢土"に出入りできます。
GMC作成について
GMCを作成するにあたっては、通常のキャラクター作成は不要です。(人としての戦闘や判定は行いません。)
その代わり、下記を設定してください。
- 神の名前(「"始祖神" ライフォス」や「"導きの星神" ハルーラ」という形式)
- 神としての格言1つ(信仰が失われ久しいので1つだけ)
- 神になった理由
- 第一の剣か第三の剣に触れたか、神紀文明時代にいる第一の剣陣営の神に導かれたか、を設定してください
- なぜ第一の剣か第三の剣に触れる機会があったのか、もしくはなぜ神に導かれたのか、を設定してください
- 外見
- 人間か、エルフか、ドワーフかから選んでください
なおGMCの作成にあたっては、PCをサポートすることを念頭に、PCの設定を確認しながら作ることをおすすめします。
GMCのサンプル
困ったら下記のデータをもとにして作成してください。
- 神の名前
- "波濤神" オルシアン
- 神としての格言1つ
- 荒波の中でも希望を捨てるな
- 神になった理由
- 人間の航海士オルシアンは、荒海に翻弄される船乗りたちを自らを犠牲にして救い出した
- "太陽神" ティダンによって神に導かれた
- 外見
- 人間
GMCの特殊能力
GMCは以下の特殊能力(神の奇跡)を持ちます。
他にもシナリオ中で随時開示される能力を持ちます。
回数制限のない特殊能力(神の奇跡)
下記は回数制限なく、常時発動します。
一部はGMとして当然のことを、GMCの能力として説明するためのものになっています。
神の奇跡:未来視
シナリオ内で起こりうる未来を知ることができます。
神の奇跡:魔物知識
シナリオ内では魔物知識判定に自動成功するものとして扱います。
ただし弱点を突くためにはPCが魔物知識判定を行って弱点値を超える必要があります。
神の奇跡:神性剥奪
神または神に連なる者との戦いにおいて、その神性を奪い、人の身でも戦うことができるレベルまで落とすことができます。
ただしその代わり、戦闘に参加することはできません。
回数制限のある特殊能力(神の奇跡)
以下の特殊能力(神の奇跡)は補助動作で、合計10回まで使用ができます。
1ラウンドに複数回使うことも可能ですが、最大3回までとなります。
神の奇跡:治癒
PCの体力を50点回復することができます。
神の奇跡:祝福
PCの2dの出目を1回だけ+2します。出目が決定した後に使用可能です。
2dの出目は最大12です。
神の奇跡:引き留め
PCが"彩濫"の発生を確認するための精神抵抗判定を失敗した場合、精神抵抗判定を再度実施させることができます。
シナリオの注意
このシナリオは「ひとまず公開した」状態の β版 です。
今後さらに調整を行う予定 ですので、遊ぶのはお待ちいただくことをお勧めします。
本シナリオにはモノクロマティカに対する独自解釈が多分に含まれています。特に"穢土"は『モノクロマティカ』p.45の記述を、モノクロマティカにおける小神については『モノクロマティカ』p.33やp.37の記述をもとに、独自解釈を加えています。