レアル・マドリードの 22-23シーズンについて
他のページよりも気軽に書かせてもらってます。
ご了承の上、お読みいただければ幸いです。
このページについて
このページで扱うのは、TRPGとは 全く関係のない 僕の趣味である海外サッカー観戦、その中でも推しチームであるレアル・マドリード(スペイン)についてです。
レアル・マドリードはスペインの首都、マドリード市に本拠地(サンティアゴ・ベルナベウ)を置くクラブです。
ヨーロッパ最強のクラブを決める大会「ヨーロッパチャンピオンズリーグ」(CL)で世界最多14度の優勝を誇り、昨シーズンも優勝しました。
ここでは今シーズン、すなわち2022年8月中旬〜2023年6月5日までのレアル・マドリードについて、個人的に振り返りたいと思います。
タイトル
今シーズンは6冠を目指してスタートし、3冠となりました。
3冠とはいうものの、最も欲しかった2つのタイトルを逃しており、良い結果とは言えませんでした。
以下は目指していたタイトルとその結果です。
- スペイン国内
- ラ・リーガ:第2位
- バルセロナが優勝
- コパ・デル・レイ:優勝
- スーペルコパ・デ・エスパーニャ:準優勝
- その他
- ヨーロッパチャンピオンズリーグ:ベスト4
- マンチェスター・シティ(イギリス)に敗北
- ヨーロッパスーパーリーグ:優勝
- クラブワールドカップ:優勝
入退団
退団
昨シーズンの終わりにキャプテンを務めたマルセロ(SB)をはじめ、イスコ(OMF)ベイル(WG)ルカ・ヨビッチ(FW)の4選手がチームを去りました。
そしてラ・リーガ開幕後、突然カゼミーロ(DMF)がマンチェスター・ユナイテッド(イギリス)へと旅立っていきました。
カゼミーロについてはいなくなるわけないと思っていた選手だったので、かなりの衝撃でしたが、マンチェスター・ユナイテッドで大活躍している様子を見るたびに嬉しくなります。
今後も2021年夏にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したラファエル・ヴァラン(CB)と共に応援したいと思います。
入団
今シーズンの新入団選手はチュアメニ(DMF)とリュディガー(CB)の2選手でした。
加えてレンタルから帰ってきたオドリオソラ(SB)が帰ってきました。
ムバッペ(FW)の加入が噂される中で、突然のパリ・サンジェルマン(フランス)大逆転残留劇で獲得に失敗し、「ベンゼマの控えは……?」という問題を抱えた中でのシーズンでした。
結果、昨年より2人少ない23人でのスタートとなりました。
各選手の評価
1ファン視点で、各選手の評価をさせていただきます。
GK
1.クルトワ
流石のパフォーマンスでした。
腰の怪我をしたということでかなり心配でしたが、特に問題なくシーズン後半を闘ってくれて、ほんと安心しました。
ラ・リーガ最終節(マン・オブ・ザ・マッチ)でもスーパーセーブを連発し、えぐすぎました。
来シーズンもお願いします。全部止めてしまって構いません。
13.ルニン
まずはウクライナの現状が良くなることをお祈りさせていただきます。
クルトワの怪我もあって何度か出番がありましたが、最後のジローナ戦の4失点を除いてはかなり良かったと思います。
レンタルで武者修行して帰ってきて欲しいなってのが今の気持ちです。
26.ルイス・ロペス
出場0分につきわかりませんが、第3GKがいること自体が大事なので、ほんとお疲れさまでした。
まだまだ若いので将来マドリーの正守護神を目指して頑張って欲しいです。
CB
3.ミリトン
なんかたまに低調なパフォーマンスがありましたが、そこを除けば、世界一のセンターバックと言っていいレベルだと思ってます。
強力なディフェンス、素晴らしいフィードとドリブル。
得点もあり、将来ラモスみたいな伝説のセンターバックになって欲しいです。というかもう片足突っ込んでると思います。
マルセロとカゼミーロの相次ぐ退団でブラジル人の中では最年長になったので、来シーズンもヴィニシウスとロドリゴを引っ張ってってください。
4.アラバ
ずっと昔からいる気がする安心感。
昨年同様に大事なときにいなかったり、本当に大事なときは戻ってきたりな気がしますが、ぜひ来シーズンは怪我なく終えていただけると嬉しい限りです。
5.バジェホ
リュディガーの入団もあってほぼ出番がありませんでした。出番がないならレンタルでラ・リーガの中堅クラブで出場機会を得てきてもいい気がします。
レンタルならナチョ・アラバ・リュディガーは割と高齢なのでチャンスはあるでしょうし。
6.ナチョ
SB枠な気もしますが、CBとして書きます。
最高のバックアッパーです。必要です。
エスパニョール戦でのドリブルは最高でした。大好きです。
22.リュディガー
昨年の薄すぎたディフェンスライン問題を解決してくれました。
なかなかミリトン・アラバのコンビに割って入れずバックアッパーになっていますが、それでも出てきたら活躍してくれるのがありがたいです。
個人的には来シーズンこそは3バックを試してみて欲しいなって思ったりします。
SB
2.カルバハル
今シーズンは怪我も少なく(あったっけ?)、安定したパフォーマンスを発揮してくれた印象です。
まだまだやってください!
16.オドリオソラ
カルバハルとルーカス・バスケスが安定していたのでなかなか出番がありませんでした。
WGとしてもアセンシオ・バルベルデ・ロドリゴがいて割って入れず。
なかなか難しいとは思います。
17.ルーカス・バスケス
好きです大好きです。
今シーズンはカルバハルとうまくローテーションしていた印象で、来シーズンも2人で右サイドを支えてください!
23.フェルラン・メンディ
怪我が多すぎました……。
ただ個人的には絶対必要な戦力だと思ってるので残って欲しいと思っています……。
MF(DMF/CMF)
8.クロース
今までの精密なパサーとしての側面だけでなく、今シーズンは走り回ってチームを支えることもあり、アンカーとしても安定し、本当に最高でした。
少なくとも来シーズンはよろしくお願いします。
ユニフォーム買いました。
10.モドリッチ
クロースとともにシーズン最初に「絶対的でない」と言われている中で、ピッチに出れば絶対的に君臨し、全く歳を感じさせない37歳でした。
年齢詐欺はやめてください。
ワールドカップも最後まで応援させていただきました。3位おめでとうございます。
ユニフォーム買いました。
12.カマヴィンガ
チュアメニの入団、カゼミーロの退団とぐちゃぐちゃした立場から始まり、LSBとしても起用されるようになり、とほんとにいろいろありました。
12番をつけてLSBとして活躍するの、最高です。美しいステップ、ヴィニシウスやセバージョスとの連携、本当によかったです。
昨シーズンに超若くして入団し、優秀な若手、試合の流れを変えられる選手として活躍していましたが、今シーズンは絶対的な存在になったと思います。
15.バルベルデ
シーズン前半の覚醒がワールドカップで落ち着いちゃったのが少し残念ですが、来シーズンもバンバンバルベルデ砲を打ってください。
個人的には3月の日本代表との試合でのゴールが一番好きです。
あれカッコ良すぎました。
18.チュアメニ
ほんとに新入団ですか? って暗い最初からフィットしてて最高でした。
怪我明けから少しパフォーマンスが上がってない感じがあり、カマヴィンガにポジションを取られていましたが、来シーズンも2人で競いつつ、世界最高のDMFとして君臨して欲しいと思ってます。
19.セバージョス
最高でした。
最高にテクニカルな選手が、めっちゃくちゃ泥臭く走ってて、大好きになりました。
ヴィニシウスJrのことを大好きなんだろうなって伝わってくるのも最高でした。
惜しいシーンもいっぱいあったので、もう少しゴールの数字がついてきて欲しかったです。
ぜひ残留して頑張って欲しいです。
WG
7.アザール
今シーズンはヴィニシウスの台頭に対し、ベンゼマの控えとして0トップ起用が考えられたようですが、そこはロドリゴに取られ、結局ポジションはなし。
いざ退団が決まると残念なもので、いろいろと大変なことがあったと思いますが、新天地なのか、別の職業なのか、何はともあれ頑張ってください。
いつか日本に来てマックのCMとかいかがですか……?
11.アセンシオ
今年も何度か黄金の左足を振り抜くアセンシオ砲を見せてくれました。特別すぎます。
退団が決まってただただ寂しいです。
序盤のマジョルカ戦での出れなくて悔しい顔、そこからの巻き返し、特にシーズン後半の好パフォーマンス、残留してくれるのかなって思っちゃってました。
どこに行っても大好きな選手であることは変わりません。
ただし、マドリー相手にアセンシオ砲はやめてください。絶対に。
20.ヴィニシウスJr
スペインという国に苦しみ、難しかったシーズンだと思いますが、サッカー的には昨シーズンに続いてしっかりとゴール・アシストを残し、対策されてもすぐに別の攻略をし、絶対的なエースになったと思います。
来シーズンは本当にエースであり、マドリーのアイコンです。
より強く、より大人なヴィニシウスを見せてください。
個人的には9番をつけて欲しいですが、20番を伝説にしてくれるのも、7や11をつけるのも、どれもみたいです。
21.ロドリゴ
昨シーズン以上に大活躍し、覚醒の年になったと言ってもいいのかなと思います。
トップ下が適正なのかなと思いますが、トップも右も左もこなし、最高の選手でした。
できれば4-2-3-1のトップ下でもっとみたいです。
CF
9.ベンゼマ
ただただありがとうございました。
最高のエースで、かっこいいキャプテンでした。
昨シーズンに比べれば怪我もあり、なかなか苦しいシーズンだったかもしれませんが、ベンゼマだけができるゴール・アシストがたくさんありました。
クリスティアーノ・ロナウドの黒子として活躍し、自らがエースとなり、後進のヴィニシウス・ロドリゴを育てた、その功績はゴール・アシストや試合出場数以上のものがあると思います。
マドリーのレジェンドです。
24.マリアーノ
いざいなくなると寂しい選手です。
活躍できるポテンシャルはあると思います。少なくとも肉体はすごいですほんと。
新天地での活躍、楽しみです!
39.アルバロ・ロドリゲス
突然現れたスーパースターでした。
来シーズン、よりトップチームで出番があると思います。
期待してます。
監督
カルロ・アンチェロッティ
「交代が遅い」「戦術的ではない」そんな意見がいろいろ聞かれますが、絶対的なマネジメント力で個性たっぷりのチームをまとめ上げる手腕は、王者の集団たるレアル・マドリードの監督として最も大事な能力で、最高の監督だと思います。
少なくとももう1年、契約を全うしてもらいたいと思っています。
ユニフォーム
襟付きのホームと紫のアウェイ、個人的にはなかなか好みでした。
クロースのエリ立ったままでのプレーからのユニフォーム批判含め、大好きです。
総評と来シーズンに向けて
必ずしも上手くいったシーズンではなかったですが、ラ・リーガでライバルであるバルセロナの独走を許してしまったことはなかなか厳しいものがありました。
バルセロナは確かにレヴァントフスキ(CF)デンベレ(WG)ぺドリ(CMF)ガビ(CMF)フレンキー・デヨング(DMF)アラウホ(DF)クンデ(DF)と素晴らしい選手を揃えていますが、マドリーだって選手層や質で負けてるわけではありません。
「ベンゼマの怪我が痛かった」それに尽きるのかもしれません。メンディの長期離脱も。
チャンピオンズリーグは「よくベスト4へ行けた」とも言えます。1stレグはいい感じに戦えてましたし。
ただやはり連覇を目指す上で、マンチェスター・シティに対して選手層が下回っていた感じは否めないです。
もう少し補強が必要そうです。
そんな中でコパ・デル・レイを取れたのは本当によかったです。
多くの選手が取ったことのなかったコパ・デル・レイが取れたことは、1つの自信になるでしょうし、「マドリーがあまり興味ない」と言われるコパ・デル・レイを撮れることこそがアンチェロッティのマネジメント力の高さを示してるともいえそうです。
タイトルに納得がいくシーズンではなく、マドリーとしては失敗の年になったと思います。
ムバッペの獲得に失敗したことを含め、難しい年でした。
内容としても、ラ・リーガ最終節でもホームで勝ちきれないように、昨年ほどの「勝負強さ」がなく、決め手にかける場面も多々ありました。
一方で収穫の大きいシーズンであり、ロドリゴやカマヴィンガ、バルベルデ、チュアメニの台頭は新時代を感じさせましたし、すでにエースにしてキャプテンのベンゼマの退団が発表されていおり、時代の終わりも感じさせるシーズンともなりました。
つまり変換機になったんだと思います。
まぁ終わったことを言っていても仕方ないので来シーズンです。
チャンピオンズリーグ、ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、スーペルコパ・デ・エスパーニャの4冠を目指して、強くなったチームでシーズンを迎えて欲しいものです。
来シーズンに向けて
すでにベンゼマ・アセンシオ・マリアーノ・アザールの退団が発表されており、アタッカー不足が否めません。
エスパニョール所属のホセル(CF)やミラン(イタリア)にレンタル中だったブライム・ディアス(WG/OMF)の加入が内定し、アルバロ・ロドリゲスのトップ昇格があるとはいえ、もう1〜2人はアタッカーが欲しいところです。
理想としてはトッテナム(イギリス)所属のハリー・ケイン(CF)ですが、どうなることやら。個人的にはリバプール(イギリス)を退団したフィルミーノ(CF)もいいんじゃないかと思ってるのですが……。
バジェホ・ナチョ・クロース・モドリッチ・オドリオソラ・セバージョスの去就も不透明です。
ラージョ所属のフラン・ガルシア(SB)の復帰が決まっているとのことですが……。
ずっと噂されているドルトムント(ドイツ)所属のベリンガム(MF)の獲得がどうなるのか、気になるところではあります。MFは飽和してるとかじゃなくて、やはりモドリッチとクロースの後継にベリンガムがいたら最高だと思うんです。
個人的に大好きなライプツィヒ(ドイツ)所属のグヴァルディオル(DF)の獲得があったら嬉しいですし、もしくはビジャレアル所属のパウ・トーレス(DF)でも嬉しいです。
また、パリ・サンジェルマンのムバッペやハキミ(SB)の電撃獲得はあるのか……。
楽しみな反面、怖さがすごい、ドキドキドキドキの夏が始まります。
もう1年、アンチェロッティ監督でいって欲しいと思ってます。
その後はレバークーゼン(ドイツ)のシャビ・アロンソ監督か、Bチームを率いるラウール監督か、ジダン監督の復帰なのか……。
とにかく来シーズンはチャンピオンズリーグとラ・リーガという主要タイトルの奪還に向け、頑張って欲しいものです。
Hala Madrid!
P.S
今シーズンで最も良かったシーンはリバプール戦2ndレグ(ホーム)後のリバプールアンセムです。
リバプールもマドリーも最高のクラブです。
他のブログ記事もぜひ!!
他にもいろいろなブログを書いています!
ぜひいろいろと読んでいってください。