妄想 『モノクロマティカ』 完成までの軌跡

2024/3/21
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他のページよりも気軽に書かせてもらってます。
ご了承の上、お読みいただければ幸いです。

モノクロマティカとは?

ソード・ワールド2.5(SW2.5/ソドワ)の最新サプリメント『泡沫世界モノクロマティカ』は皆さんご存知でしょうか?

ラクシアから切り離された世界「泡沫世界」の1つである「モノクロマティカ」についてのサプリメントです。

詳しくは以下のブログをお読みください。

この記事について

この記事では、この『泡沫世界モノクロマティカ』が如何にしてできたのか、企画から執筆までの流れを「妄想」していきます!

あくまで、1ファンによるただの「妄想」ですので、「妄想」として楽しんでいただければ幸いです。

『モノクロマティカ』の構想が出来るまで

『モノクロマティカ』の構想は旧版であるソード・ワールド2.0のバトルブックサプリメント『フェアリーガーデン』のリメイクなのではないかと考えています。

ソード・ワールド2.5の1つ目のバトルブックサプリメント『ヴァイスシティ』には、ソード・ワールド2.0の1つ目のバトルブックサプリメント『ミストキャッスル』を意識していそうな感じがあります。

なので『フェアリーガーデン』を意識したバトルブックサプリメントの計画もあったのでは? という感じです。


『フェアリーガーデン』は「妖精郷」という異世界へと行って(転移して)冒険する物語です。

転生するわけではないものの、ラクシアであってラクシアではないという点は『モノクロマティカ』と近いものがあります。

死んでも穢れがたまらないというのも


僕は『モノクロマティカ』は元々バトルブックサプリであったのではないかと妄想しています。

バトルブックサプリから現在の形へ

バトルブックサプリメントの案として出た(かもしれない)『モノクロマティカ』の原案なのですが、バトルブックサプリは原則として年に1本くらいしか出ません。

遊ぶのに時間がかかるのでいっぱい出したら買う人が減ってしまうのでしょう(一才統計などによらない妄想です)。


バトルブックサプリの貴重な枠は、「魔神との戦い」を押し出した『デモンズライン』、荒野「オーレルム地方」の1年を押し出した『グリフォンロード』、「秘宝」を押し出した『エンシェントブルー』によって使われ続けました。


そんな中で、グループSNEのソード・ワールド2.5班では、ある問題が提起されていました(妄想です)。

それは「ソード・ワールド2.0からの差別化」です。


"奈落の魔域"などなど新要素はあるものの、どうしても「焼き増し」感が拭えないことに危機感を覚えていた(かもしれない)彼らは、どうにかして「ソード・ワールド2.0になかった要素」を入れようと画策していました(妄想です)。


ソード・ワールド2.5といえば"奈落の魔域"です。

初めは"奈落の魔域"のサプリメントを作ろうとしますが、断念します。

"奈落の魔域"は自由にできる一方、設定・説明できることは少なく、ほぼルールブックIだけでできてしまっています。

バトルブックを作ろうにも"奈落の魔域"に焦点を当てるとなるとごちゃごちゃしてわけ分からなくなりそうです。


そこで、なんとかして"奈落の魔域"関連のサプリメントを作ろう……と考えた彼らが思いついたのは、「"奈落の魔域"といえば異空間」です(妄想です)。

そこからはとんとん拍子でした。

「異空間といえば、『フェアリーガーデン』リメイクの案があったよね?」というところから、話がつながっていきます。


異世界をするならダークファンタジーをしたい。

多分そんな意見が多かったのでしょう。


「ダークファンタジーにするだけでは面白くない。」

「神に強力な力を持たせるにはどうすればいいんだろう。」

そんなところから(多分)色彩を奪うアイデアが出てきました。

ギフトとマス戦闘

神からの「ギフト」として、特殊な技能もしくは能力を出そうという発想はありました。

そんな中で、いつの日かの企画会議で保留になっていた「マス戦闘」が思い出されます。

「そうだ! マス戦闘を『モノクロマティカ』に導入しよう!」


そんなこんなで(妄想)現在の『モノクロマティカ』がほぼ完成した……のかもしれません。

細かい世界観の調整

言語の壁や、各技能の成長について考えていくうちに、「割とラクシアとの間で人の行き来がある」ことになっていきました。


魔動機文明の栄光の影響を受けていたとなると、〈大破局〉後はどうなったんだ……となります。

この辺と、「より神に色彩を奪われた世界らしさ」を求めた結果、「紅血回路」が生まれました。


「紅血回路」で「紅鋼」を作って「多層都市」というのは綺麗ですね。


また同様の発想で、魔動列車の走っていたあとに「紅血列車」が走ることになりました。

……『モノクロマティカ』には書いてないんですけど、個人的には「紅血回路」発明後の100年で列車・鉄道網を整備したのは無理がある気がしています。

魔動列車がもともと走っていた線路があったんじゃないかなぁと考えています。

遊んでもらおう

「せっかくサプリメントとして出すならいっぱい遊んでもらいたい。」

そんな思いからB6版に内容を詰め込み、他のサプリメントよりも安価で販売することになりました。


この時、以下の要素が削られました(妄想です)。


  • もう少しあった街の紹介
  • もう少しあった魔物データ
  • アイテムデータ
  • 載せるかもしれなかった流派データ
  • 載せるかもしれなかった希少種データ


冷静に、雪山にいるだけで希少種になるんだから、モノクロマティカには希少種いっぱいいるでしょ!!

と思っています。

『ル・ヴァイユ博物誌』もしくは『スヴィニー博物誌』を心からお待ちしています!

……40%くらいの確率ででるんじゃないでしょうかね? と予想しています。


話が逸れますが、今年の大型サプリはバルバロス(蛮族)関連のようですね。

ディアボロをPCとして使えるようになったり……?

楽しみです。

楽しみなんですが、となると次の「博物誌」も蛮族領になったりするのでしょうか……?

まとめ

以上、一部脱線もありましたが、『モノクロマティカ』発売までの経緯の妄想でした。

まぁたぶん、『モノクロマティカ』は新作を売るためにSW2.5にしたわけではない気がします。

ラクシアありきで、ソード・ワールド2.5の世界を広げる超良サプリです。


改めて、『モノクロマティカ』について詳しくは以下のブログをお読みください。

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そどわわわ!(挨拶)