ソドワ新刊『猫と星と秘宝』 ノベル+シナリオ 紹介と感想
他のページよりも気軽に書かせてもらってます。
ご了承の上、お読みいただければ幸いです。
ソード・ワールド2.5『猫と星と秘宝』
2023年8月に発売された、ソード・ワールド2.5(SW2.5/ソドワ)のノベル+シナリオ『猫と星と秘宝』を読んだので、紹介と感想を書いていきます!
シナリオが3つあり、それぞれの「うまくいかなかったパターン」の小説がついているという構成です。
シナリオはGMなしで1人でも遊べるということで、なかなか便利な1冊となっています。
7月に発売されたサプリメント『アーケインレリック』があるとより楽しいですが、なくても遊べます。
どのシナリオも舞台がブルライト地方なので、1月だったかに出た『ブルライト博物誌』があるともっともっと楽しめるかもです。
ところで、結構前に読み終わったんですが、いろいろやっていたら、書くのが遅くなっちゃいました……。
スマホでちまちま書くべきでしたね。
こういうのは。
いろいろ。
『猫にしっぽを追いかけて』/「沈みゆく街」
1つ目のシナリオは「沈みゆく街」、ノベルの名前が『猫にしっぽを追いかけて』です。
作者は1月に発売された超絶面白リプレイ「Allグララン」の青猫あずき先生。
「Allグララン」を出した頃は一般人だったはずなのに、いつの間にかグループSNEの強力な執筆メンバーになっているように見えます。
すごいですね……。
初期作成のシナリオで、ノベルでは田舎から出てきて冒険者になった2人の女性が主人公です。
初めての冒険でここまでできるのかっていう、満足感がすごい、でもめちゃくちゃ時間がかかるってわけではない、素晴らしいシナリオです。
ハーヴェスを舞台にしたシティシナリオです!
ノベルについてはバッドエンドってことで、個人的にはかなりショックを受けたのですが、そのくらい感情移入して楽しめる小説でした。
良きです!!
『空を舞う箒星』/「昇る凶星、落ちる新星」
作者は黒宮ミヤ先生。
グループSNEの新星とのことです。
3〜4レベルのPCで遊ぶ想定のシナリオで、舞台は空飛ぶ島「サンドキア」です。
まずサンドキアの様子が描写されることがレアなので、それだけで読む価値がありますね。
サンドキアらしい、空を舞台にした冒険でとっても面白いです。
幻獣とかも出てきたりして、かなり楽しめます。
やはりノベルについてはバッドエンドで、個人的にはかなりショックでした。
なんだろ、空の冒険は気持ちよく終わりたいじゃないですか……。
『安息は眠りのうちに』/「謎かけ人形の迷宮」
作者は川人忠明先生。
ソード・ワールド2.5のシナリオをいっぱい書いているベテランの先生です。
4〜5レベルのPCで遊ぶ想定のシナリオで、舞台は「"はきだめの"魔動死骸区」です。
魔動死骸区だから魔動機と戦うのかといえば、そんな単純な話でもなく、でも魔動死骸区を舞台とする意味もあって、「上手いなぁ」と思わされるシナリオでした。
このシナリオに限らず今回の3つのシナリオ、かなり最高の作品です。
「シナリオは自分で書くぜ」って方にも、良いインプットになると思います。
おすすめです。
……僕もまたアウトプットしたいですね……。
話を戻して、このシナリオの感想は「どことなく『ヴァイスシティ』を感じるな……」でした。
『ヴァイスシティ』、大好きなんですよね。
ノベルについてはバッドエンドなのですが、僕が好きなタイプのバッドエンドで、こちらはあまりショックを受けないというか、「続き書いてください!!」って感じでした。
うまく説明できないんですけど、とにかく読んでください!!
まとめ
ということで3つのシナリオとノベルについて簡単に紹介しましたが、ノベル+シナリオ『猫と星と秘宝』はかな〜り良い作品なので、ぜひ読んでください!
GMなしでも遊べるので、おすすめです。
なんなら初めてのソード・ワールド2.5にもいいかもしれません。
シナリオ作成の参考にも、最高だと思います。
どのシナリオも舞台がブルライト地方なので、『ブルライト博物誌』を読んだことがあるとより楽しめる気がしますが、まぁ順番は逆でも楽しめると思うので、先に『ブルライト博物誌』を買う必要はないかもです。
ソード・ワールド2.5の最新サプリメント『ラクシアライフ』については以下をどうぞ!
ファンが作って無料公開しているシナリオについては以下でいろいろ紹介してます!
他のブログ記事もぜひ!!
他にもいろいろなブログを書いています!
ぜひいろいろと読んでいってください。