"奈落の魔域"が先か? オーロラが先か? ハルーラの導きか?

2023/4/26公開
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奈落の魔域が先か? オーロラが先か?

今回は「奈落の魔域になんでオーロラが現れるんだろう?」ってことが気になったので、考察……ではなく妄想してみたいと思います。

ソード・ワールド2.5(SW2.5/ソドワ)は旧版にあたるソード・ワールド2.0と同じ世界「ラクシア」を舞台としつつ、テラスティア大陸からアルフレイム大陸へとメインとなる大陸が移り変わっています。

このアルフレイム大陸は「呪いと祝福の大地」と言われており、魔法王によって""奈落""が作られ、そこからわんさかと魔神が湧いてきます。
この辺の話はルールブックI・IIのワールドパートに書いてあります。ワールドパートめっちゃ面白いのぜぜひ2度も3度も読みましょう!

大陸北部のザムザスカ地方に至っては魔神に占領されていますし、『ヴァイスシティ』『デモンズライン』の舞台となったウルシラ地方も魔神によってぐっちゃぐちゃにされています。

奈落から来る魔神への対向組織として「冒険者ギルド」が作られた……なんて経緯もあるのですが。

閑話休題

""奈落の魔域""とは

その奈落と同じかそれ以上に脅威なのが""奈落の魔域""です。
これはアルフレイム大陸の至る所に突然湧く謎の異界で、魔神がいることが多く、放っておくと魔神が出てきちゃうこともあります。

「奈落の魔域が現れたから潰して〜」ってのはSW2.5のシナリオあるあるですね。

奈落の魔域の中はかなり自由に設定できます。
メタ的にはその自由を与えるために開発陣が用意してくれた設定なのでしょう。

オーロラとは

オーロラは地球では北極・南極付近で見られる大気が発光する現象です。
僕は1回も見たことがないのですが、写真で見るとめちゃくちゃ綺麗なので一度は見てみたいものです。

SW2.5では奈落の魔域が現れるところにオーロラが現れるという設定があり、またこれは女神ハルーラによる導きだとされています。この辺もルールブックIに書いてあります。

導きとされていますが、「示すとされています」(『I』p.362)という記述のされ方なので、確定ではない可能性もあります!

ということで前提が長くなりましたが、本当にハルーラの導きでオーロラができているのかを妄想してみます。
ハルーラ信者の方には刺激が強い内容の可能性 がありますのでお気をつけください。

オーロラ発生のメカニズム

現実世界

オーロラが現実世界で発生するメカニズムは、簡単にいうと太陽からの電子が地球の待機にあたることです。
この電子は地磁気によって吸い寄せられるため、極付近ばかりでオーロラが発生します。

ラクシア/アルフレム大陸の場合

ではアルフレム大陸でのオーロラはどのようなメカニズムで発生しているのでしょうか?
大きく分ければ以下の2つが考えられます。

  • 女神ハルーラの直接的な力
  • その他の影響

まず、1点目、すなわち「女神ハルーラの直接的な力」に関しては考察のしようがありません。
あえて1つ考察点を挙げるとすれば「ハルーラはなぜオーロラを見せるのか」ということが考えられます。ハルーラが神になる以前からオーロラがラクシアにあったのでしょうか? それともハルーラが思う綺麗なもの、もしくは目立つものが現実世界におけるオーロラになったのでしょうか……?

ちなみに「オーロラ」という言葉はギリシャ神話の女神の名前から来ています。女神という点はハルーラと一致していますね。
ただ、この女神は(もちろん)魔神と戦ったわけではなく、暁の女神とか曙の女神とか言われる、夜明けを連想させる神のようです。

考えようによっては""奈落の魔域""は夜、すなわちマイナスの象徴で、ハルーラが夜明けへと導く……のでしょうか?
ハルーラさん、奈落の魔域に導いてる気もしますが……。もしかして邪神なのか??

閑話休題

話を戻しましょう。
「女神ハルーラの直接的な力」でない影響でオーロラが発生していると考えるとかなり考えることができて面白いです。

この場合、「女神ハルーラがオーロラを作る」というのはデマであり、後からよくわからない「""奈落の魔域""ができる前にオーロラが現れる」という現象が「ハルーラ様のおかげだ……」って話になったと考えられます。

例えば、「""奈落の魔域""が""ナニカ""を発していてそれが大気に当たってオーロラが生まれる」ってのが考えられます。
まぁ、""奈落の魔域""が""ナニカ""を発している可能性は十分あるでしょう。

オーロラが先という可能性

章を分けて、「オーロラが""奈落の魔域""を引き起こしているのではないか」というとんでも理論を考えてみます。

すると、宇宙から""ナニカ""が飛んできて大気に衝突、オーロラ発生する。
さらに地上へ降り注ぐことで""奈落の魔域""が発生するのではないか? という仮説が立てられます。

つまり「魔神は宇宙人だ」というとんでも理論です。ん〜無理があるか……?
デーモンルーラーが使う魔界の門をどうやって説明するんでしょう……?

……でも、 大きな魔界の門が宇宙 にあって、そこから降り注ぐのは、ワンチャンあるんじゃないでしょうか?

現実世界のオーロラでは太陽からの電子が地磁気によって極地に集まるように、""ナニカ""はマナタイトなど、アルフレイム大陸にあってテラスティア大陸にはなかったものに引かれる性質があるのでしょう。

ちなみに、ラクシアには磁石(というか磁力という概念)があるのは不明で、『エピックトレジャリー』掲載の「北向きの針」(p.131)は磁針ではなく、「魔法の金属でできた小さな針」って書いてあります。
つまり、磁力以外で北を向いている可能性もあります。磁力を持った魔法の金属の可能性もありますが。

なので、地磁気が自転軸からかなりずれていて、アルフレイム大陸のあたりが極性を持っている、だから""ナニカ""は磁力に引っ張られてる……なんて可能性もありえます。

この""ナニカ""を引き寄せるものを生んだのが""奈落""を生み出した魔法王とも考えられます。
""奈落""は極端に""ナニカ""を引き寄せるものが多い場所なのかもしれません。

終わりに

かなり妄想全開のよくわからない文章になってしまいました。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

ラクシアでもきっと「科学者」みたいな人がいて、神が実在する世界といえど「いや、それは神様の力じゃないんじゃない?」って言う人もいるでしょう。
今回はそんなラクシアの「科学者」になったつもりで考えてみました。

さて、今回はハルーラさまを邪神扱いしかけましたが(あくまでしかけただけです)、彼女は多分全くもって邪神などではなく、導きの神様です。

そんな導きの女神ハルーラ様にあやかり、 初心者GMを導いてくれる 同人誌『ハルーラガイド』の紹介や感想は以下からご覧ください。
ソード・ワールド2.5の初心者GMはもちろんですが、他のシステムでも役立つ神同人誌だと思います。

「""奈落の魔域""に俄然興味が出たぜ!」って方はぜひ『デモンズライン』をプレイしてみてください。
サプリメント紹介を以下でしているのでこちらもぜひご参考に……!

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