『泡沫世界 龍骸剣刃譚』 龍骸諸島について知ろう! SW2.5最新サプリ紹介
しゃちほこ丸のソード・ワールド2.5最新情報!

2025/4/4公開
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SW2.5最新サプリメント『泡沫世界 龍骸剣刃譚』発売

先月、ソード・ワールド2.5(SW2.5/ソドワ)の最新サプリメント『泡沫世界 龍骸剣刃譚』が発売されました……!!
わーーーーーい!!!!!

本格和風ファンタジーが楽しめるサプリメントです!
今回はこの舞台である「龍骸諸島」について一緒に見ていって、世界観を知っていただければと思っています。

最新サプリメント『泡沫世界 龍骸剣刃譚』の紹介については以下のページもご覧になってください。

「泡沫世界」シリーズは昨年発売された『泡沫世界 モノクロマティカ』に続いて2冊目です。
改めて考えると、「泡沫世界」シリーズは「DLCじゃなくて外伝」もしくは「拡張ではなくスピンオフ」なのかなって思っています。

龍骸諸島の歴史

サプリメント『泡沫世界 龍骸剣刃譚』では舞台となる龍骸諸島の歴史について、結構詳細に書いてあります。
……が、ぶっちゃけ龍骸諸島における「現在」活躍する検非異使(けびいし)として遊ぶなら、 歴史について詳しく知っておく必要はない と思います。

ということで、龍骸諸島の歴史についてはざっくりとまとめて紹介します!
まずはまとめてみたのでこれをご覧ください

龍骸諸島の歴史概要

神の時代

ここからは便宜的に「神の時代」と「人の時代」に分けて解説します。
「神の時代」は上表の1と2、「人の時代」が上表の3〜5(と6)です。

龍骸諸島の成り立ち

この泡沫世界ができたとき、大地がなく、人々が生きていくことができない状態でした。
そこで"最初の龍人"が姿を龍に戻し、その身体を海に沈めて龍骸諸島を作りました。

そのため龍骸諸島は頭からできた凍髏(とうろう)、体からできた躯州(くしゅう)、翼からできた北翼(ほくよく)南翅(なんし)、そして尻尾からなる灼尾(しゃくび)と、龍の体の部位の名前を冠する5つの島から成ります。

体を失った"最初の龍人"の魂は龍御魂之大神(りゅうのみたまのおおかみ)として信仰されることになります。
さらに自らの霊力(マナ)を行き渡らせることで自然環境を生み出します。

"最初の龍人"の正体とは?

"最初の龍人"は後の時代になると、人族からは龍人ことリルドラケンの先祖であるとされます。
一方で鬼族(蛮族)からは龍鬼ことドレイクの先祖であるとされます。

これまで[剣の加護]を持つエルフやドワーフについてはその成り立ちが語られていましたが、リルドラケンについてはボカされてきました。
リルドラケンの始祖がわかるかと思いましたが、改めてボカされてしまいましたね……。

また、第一の剣なのか第二の剣なのか第三の剣なのか、はかなり気になるところです。
ん〜気になりますね……。

他の神はいる?

泡沫世界(バブルワールド)」の解説では複数の神が泡沫世界にいることが匂わされています。
モノクロマティカの場合、5柱の「邪神」がいて、さらに信仰を失うも身体を維持する小神の存在もありました。

となると"最初の龍人"以外の神もいそうですが……。
どこで何をしているのか、もしくは「躯州(くしゅう)以外は実は別の神が生み出した」みたいなトンデモ展開なのでしょうか……。

とか考えると、もしかすると"最初の龍人"も2人いて、リルドラケンとドレイクの先祖なのかも……と思えてきます。

魂の分裂

災害を鎮める神なのか、災害を起こすのも神なのか……。
そんな考えから龍御魂之大神(りゅうのみたまのおおかみ)への信仰を巡って人族と鬼族(蛮族)との争いが勃発します。

最後は鬼族の長が龍御魂之大神に大地震を祈り、人族の長がそれを抑え込まんと祈ったことで 神格に亀裂 が入ります。
この衝撃で大噴火が起きて、お互いの数が減ったことで戦いがおさまった……とのことですが、いや神格が分かれるというのもすごいことですね……。

身体を失うと魂が分裂することもあるのでしょうか?

さらに霊力(マナ)にも「和」と「荒」の2つの方向性が与えられます。
……マナに方向性……?
これらが ニギミタマとアラミタマ と呼ばれます。

妖精がいない世界

ところで、龍骸諸島には妖精がいません。
「ゲームシステムの都合」で片付けない場合、どのように考えられるでしょうか……?

妖精はマナが自然現象と結びついた存在とされています。
なので、龍骸諸島に妖精がいないなら、マナが特殊か、自然現象が特殊か、結びつける何かがないか、だと考えられます。

マナは龍御魂之大神(りゅうのみたまのおおかみ)によって広められています。さらにはニギミタマとアラミタマに変化しています。
自然現象も龍御魂之大神(りゅうのみたまのおおかみ)が生み出したものなので、特殊な可能性があります。

個人的に面白そうだなって思うのは、ニギミタマとアラミタマになるまでは妖精がいた、という展開です。
だとしたらかなり面白そうじゃないですか……?
いずれにせよ、マナに関する謎も増えた感じがします。

人の時代

龍和皇国(たつとすめらぎのくに)

人族と鬼族(蛮族)の争いが続くなか、鬼族がアラミタマの活性化と有効利用を確立したことで、鬼族が一気に優勢となりました。
そんな中、ひとりの龍人(リルドラケン)がアラミタマを浄化してニギミタマに転じるする神薙(かんなぎ)の力に目覚めます。
そしてそれをさらに追求し、"浄化の結界"を展開する術を編み出しました。

彼の元に人が集まって国となり、龍和皇国(たつとすめらぎのくに)と呼ばれ、彼は神撫龍皇(じんぶりゅうおう)と呼ばれることになります。
そして龍皇の指導の元、神薙(かんなぎ)の力に目覚めるものが現れていき、"神薙の社"を作ることで"浄化の結界"を拡大していくことになります。

さらに神撫龍皇(じんぶりゅうおう)は子供の聖賢龍皇に代替わりしたあとも"浄化の結界"を維持するため、それを補佐する3つの神器を用意します。

  • 日緋色剣(ヒヒイロノツルギ)
  • 天色勾玉(アマイロノマガタマ)
  • 月金鏡(ツクガネノカガミ)

人々は神薙の才を持つものを身内に持ち、土地を開拓して治める「公家」と、伐鬼大将軍(ばっきだいしょうぐん)が率いて、鬼族から土地を奪還する「武家」が生まれます。

公家と武家

"浄化の結界"を維持するために

鎮東府と鎮西府

さらにさらに、龍紀587年には躯州(くしゅう)北端へ到達、龍紀612年には躯州(くしゅう)西端へ到達します。
北には凍髏(とうろう)に睨みを効かせる鎮東府(ちんとうふ)(当初は鎮守府)が、西には灼尾(しゃくび)に睨みを効かせる鎮西府(ちんぜいふ)が置かれます。

鎮東府と鎮西府

さらにさらにさらに、龍紀743年に北翼(ほくよく)を、龍紀759年には南翅(なんし)も治めるようになります。
しかし、このときに鎮守府が置かれずに武家ではなく、公家の土地(荘園)となったことで、武家と公家の対立を根深くします。

青龍幕府(せいりゅうばくふ)

龍紀800年には北翼(ほくよく)南翅(なんし)で同時に「両翼の変」が起きます。
龍京も包囲されると、当時の伐鬼大将軍(ばっきだいしょうぐん)天辰宗臣(あまたつときおみ)(龍人)が龍皇と話、政治は武家が行うことになります。
政治の場は青龍川沿いになり青龍幕府(せいりゅうばくふ)が創設されます。

武家による支配までの歴史

青龍幕府による新たな取り組み

  • 武家と公家の役割分担の変更
  • 龍皇と公家は(まつりごと)から手を引き、祭事(まつりごと)に専念
    (これまでは土地を開拓し、治めていた)
  • 伐鬼大将軍(ばっきだいしょうぐん)が外敵から国を守るために(まつりごと)を行う(これまでは鬼族からの土地の奪還が仕事だった)
  • 「国」に再定義
  • 国→皇国全体を指す
  • 藩→領土

青龍幕府の崩壊

藩主(武家)同士で勢力圏を巡って内乱が起こるようになり、混乱が始まります。
一説には、鬼族(蛮族)が暗躍するとか、結界の維持ができなくなっていたとか、いわれています。

そして龍紀1021年に「禁裏龍廟の変」と呼ばれる事件が起き、鬼族によって〈日緋色剣(ヒヒイロノツルギ)〉が奪われてしまいます。

責任をとって青龍幕府の関係者は切腹し、青龍幕府は滅びます。

護応幕府(ごおうばくふ)

天辰家に長く仕えていた見砂治明(みさごはるあき)が次の伐鬼大将軍(ばっきだいしょうぐん)に選ばれ、名前を変えて辰巳砂久明(たつみさごひさあき)として幕府を開きます。
これまで龍皇も天辰家も龍人(リルドラケン)でしたが、彼らは人間なので物議を呼んだりもしました。

青龍川沿いよりも御所に近い護応院大路(ごおういんだいじ)護応城(ごおうじょう)を作って幕府の中枢を移します。
そして武家同士の争うを減らすため、「武士道」を設定します。

さらに〈日緋色剣(ヒヒイロノツルギ)〉が失われたことによる結界の綻びに対処することになります。
時の龍皇(鍛剣上皇)は息子に代を譲り新たな〈日緋色剣(ヒヒイロノツルギ)〉を造ることに全霊を捧げますが、オリジナルの〈日緋色剣(ヒヒイロノツルギ)〉を越えることはありませんでした。

そこで護応幕府(ごおうばくふ)は検非違使を"検非異使"(けびいし)として再編し、藩の垣根を越えた対アラミタマ組織にします。
こうしてなんとか300年ほど、なんとかなっています。

歴史のまとめ

ぶっちゃけ過去のことはそれほど重要ではないと思いますが……。

人物まとめ

政治の変遷まとめ

年号まとめ

龍紀については『泡沫世界 龍骸剣刃譚』116頁に記載があります。
もしかして、まだ1300年しか経ってないってことは、魔法文明時代くらい……?
となると普通に使っているキャラクターを渡来人として使うとタイムスリップもしてきたことになる……??

まとめ

ということで、今回は龍骸諸島の歴史について紹介しました。
サプリメント『泡沫世界 龍骸剣刃譚』についていろいろとまとめています!

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同人和風サプリも製作中!

2024年11月に頒布した、ソード・ワールド2.5で和風ファンタジーを遊ぶための同人サプリメント『シナノシマ 壱』。
サプリメント『泡沫世界 龍骸剣刃譚』と組み合わせて遊ぶための『シナノシマ 改訂版』を準備中です!

こちらはラクシアの特殊な島を舞台にしていて、他のサプリメントを組み合わせることも想定しています。
本格和風ではないですが、『龍骸剣刃譚』とは異なる魅力があるものになっているはずです。

2025年5月18日(日)に頒布開始予定ですので、こちらもよろしくお願いします。
ソード・ワールド2.5で和風ファンタジーを最大限に遊び尽くしましょう!!

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