SW2.5 シナノシマでの冒険 ソード・ワールド2.5×和風ファンタジー

(C)北沢慶/グループSNE
PCの立場
シナノシマで遊ぶ場合、PCは原則として以下の3つの組織のいずれかに所属してください。
- カミスワ城の陰陽師(見習い)
- カミスワ武者隊
- 黒龍隊
カミスワ城の陰陽師とカミスワ武者隊は町の正規組織で、黒龍隊は傭兵隊ですが、現在はほぼ同様の活動をしており、どちらの所属としても問題ありません。
また、これらの組織をまたがってパーティーが組まれることもあります。
パーティーは即興で組まれ、1つの依頼や任務を終えれば解散し、また次の際に即興で組まれる……ということが多いです。
ただしずっと同じメンバーで活動するパーティーも存在します。
カミスワ城の陰陽師(見習い)について
カミスワ城に所属し、カミスワの結界維持を交代制で行う陰陽師です。
ガーディナー技能レベルを2レベル以上習得していないと所属できません。
またガーディナー技能レベルが5以下の場合には必ず見習いとなります。6レベル以上の場合も見習いとすることもできます。
妖の関与が疑われる案件であれば、多くの場合カミスワ城の陰陽師(見習い)が派遣されます。
カミスワ武者隊について
正規の軍隊ですが、入団資格のようなものはありません。
継ぐ畑がない農家の次男などが志願することも多いようです。
暇な時はカミスワ城の横にある鍛錬場にて鍛錬をつんでいます。
黒龍隊について
黒龍隊は有志によって形成される傭兵隊です。
本職として農家や職人・商人などを持つ人も多く所属しています。
シナノシマの種族
主な人族
シナノシマの人族は、約4割を人間が占め、リカントが2割ほど、タビットとナイトメアが1割ほどを占めます。
残りの2割は主にエルフ・ドワーフ・メリア・グラスランナー、そしてクローリーです。
その他の人族も、ルーンフォーク・ソレイユを除いて少数存在しています。
この中にはアルフレイム大陸やテラスティア大陸から渡ってきた冒険者やその子孫が多く含まれます。
ナイトメアについて
シナノシマでは特殊なマナの影響かナイトメアが生まれやすくなっています。
ナイトメアはやはり、生まれる際に角によって母体を傷つけてしまうことがあります。
しかし、そもそも妖に襲われて死ぬことの多いこの島において。死は日常と隣り合わせです。
ナイトメアが多いこととも相まって、ほとんどナイトメアに対する迫害・差別は起きていません。
ナイトメアが多く生まれることから、人間・エルフ・ドワーフ・リルドラケンの割合が大陸ほど多くありません。
ルーンフォーク・ソレイユ・シャドウ
アルフレイム大陸の人族のうち、ルーンフォークとソレイユは存在しません。
ルーンフォークは妖精と同様に妖も見ることができないため、シナノシマにきても生きていくのは難しいでしょう。
ソレイユが存在しないのは彼らがティダンの加護を受けているからだとされます。
シャドウもほとんど存在しません。これはやはりシーンの加護によるものだと考えられています。
ウィークリング
また、ウィークリングもほとんど見られません。
これは蛮族の住む地域から人里へ逃げる途中で妖に襲われてしまうからだと考えられています。
寿命について
シナノシマでは寿命を全うする人族は少なく、多くは妖や蛮族の襲撃によって命を落とします。
50年生き残れば御の字という社会です。
結果として長命種族のエルフや成人年齢が高いリルドラケンの割合が減り、短命なタビットやグラスランナーの割合が高くなっています。
クローリー
シナノシマ以外ではほとんど見られない、ほぼ固有の種族がこのクローリーです。
頭部が鳥の姿をしており、背中には翼が生え、手足も鳥の様です。
蛮族であるガルーダに酷似しているため、シナノシマの外から来た人からは警戒されますが、歴とした"穢れ"を持たない人族です。
体長は男女ともに1.8mほどで、ガルーダより小柄です。
知力と精神力が高いため、ガーディナー技能やアパリシャー技能、バード技能などに適性があります。
器用度は低いですが、高い敏捷と知力を活かしてスカウト技能としても活躍できます。
希少種
シナノシマはアルフレイム大陸と違った条件であることから、特殊な希少種が存在します。
シナノシマにおける希少種は以下の5種類です。
- ルムナ種(タビット希少種)
- キシンナイトメア(ナイトメア希少種)
- 妖獣リカント(リカント希少種)
- スフィニシフォン・クローリー(クローリー希少種)
- ストルシオ・クローリー(クローリー希少種)
主に想定している遊び方
当サプリメントはオンラインセッションで遊ぶことを想定して作成しています。
冒険者レベルを4程度にすると、セッションではキャラクターの自己紹介、1回の道中での戦闘、ボス戦闘で2〜3時間程度で遊べる想定です。
キャンペーンで遊ぶなら
キャンペーンで遊ぶなら、集落の冒険者としてその集落を大きくしていく、という遊び方がおすすめです。
カミスワではある程度の大きさがあるため拡大も慎重にならざるを得ませんが、他の集落であれば1つのパーティーの活躍で大きな変化をもたらすことができます。
主な冒険
シナノシマでメインとなる冒険は「平定」「護衛/届け物」「冒険」です。
「平定」は町の結界から少し行ったところの妖を全て倒すことがメインとなります。
妖を全て倒した上でその地に「杭」を立ててば依頼達成となります。あとは町の結界を張っているガーディナーが結界をその地域に広げてくれます。
こうして人が居住可能な土地を広げていくのです。
「護衛/届け物」は他の集落へと行って帰る冒険です。
「冒険」はかつての集落、特にマツモトなどへいき、使えるものを探してくる冒険です。
いずれにせよ、背景がしっかりした凝ったシナリオよりも、妖の脅威に対処することがメインのシナリオが多くなります。
GMやシナリオ制作者は他にも自由にシナリオを作って構いません。
蛮族による事件も起きますし、(稀ですが)魔剣の迷宮もあります。"奈落の魔域"が発生することもないとは言い切れません。
『シナノシマ』目次
メインページ
- 注意事項/お願い
- 影響を受けた作品
キャラクター作成
- シナノシマの追加種族と希少種
- クローリーについてはこちら
- 希少種についてはこちら
- シナノシマで使用不可能な種族
- シナノシマ固有の技能
- ガーディナー技能(陰陽師)についてはこちら
- アパリシャー技能(妖術師)についてはこちら
- 技能について
- 使用されない技能
- 習得可能な技能一覧
種族「クローリー」
- 初期習得言語
- 習得不可の技能
- クローリーの生まれ
- クローリーの能力値の決定
- 種族特徴
- [鳥の翼]
- [羽の舞]
- 種族特徴の強化
- [不屈の精神]
- クローリーの妖術師
- クローリーの妖術剣士
希少種
- 能力値の変更
- 種族特徴の変更
- [跳躍]
- 種族特徴の強化
- 能力値の変更
- 種族特徴の変更
- [暴走]
- 種族特徴の強化
- 能力値の変更
- 種族特徴の変更
- [獣変貌(妖獣)]
- 種族特徴の強化
- 種族特徴の変更
- 種族特徴の変更
- [地上の鳥]
- 種族特徴の強化
ガーディナー技能と陰陽術
- 習得可能な言語
- 行える判定
- ガーディナー技能を制限される種族
- 陰陽術の使用条件
- 魔法の発動体
- 移動
- 発声
- 自由の確保
- 鎧の制限
- 儀式を用意するためのアイテム
- 結界について
アパリシャー技能と妖術
- 習得可能な言語
- 行える判定
- 妖気感知判定
- ガーディナー技能を制限される種族
- 妖術の使用
- 対象
- 1回の手番での複数の妖術の使用
- 使用HPの上昇
- 例
特殊神聖魔法
- アルフレイム大陸の神々
- "黄昏の勇将" カタミナス
- "毒鉄神" ラ・ハーヴァキル
流派
- 流派秘伝について
- 流派秘術について
- シナノシマの流派一覧
アイテム
- カテゴリ〈カタナ〉の武器
- 〈カタナ〉Bランク
- 〈カタナ〉Aランク
- 〈カタナ〉Sランク
- 〈カタナ〉SSランク
- カテゴリ〈投擲〉の武器
- 〈投擲〉Bランク
- 〈投擲〉Aランク
- 動物
- ホース
- マンモス
- 幻獣
- 魔動機
- ヒヒイロカネとは
冒険
- シナノシマの人口
- シナノシマの言語
- シナノシマの気候
- カミスワの人々
- カミスワ周辺
冒険の舞台
- シナノシマの人口
- シナノシマの言語
- シナノシマの気候
- カミスワの人々
- カミスワ周辺
NPC
- "陰陽頭" セイメイ(クローリー/45/男)
- "夜守り人" コーソン(メリア(長命種)/155/男)
- "太政官" ユリウス・アプセダール(人間/50/男)
- "無敗の武士" ガライザ・ブデンゲン(ドワーフ/45/男)
- "黒の血統" フランク・ブラックビット(タビット/28/男)
- "死に損ない" ダンブルク(ナイトメア/75/男)
- "秘書軍曹" バレイザ・ゴダイア(シャドウ/36/男)
魔物
- 妖の共通能力
- 反応:攻撃的
- 属性を持つ
- 追加ダメージ
- 妖一覧
- 主なシナノシマ固有の蛮族
- アヌビス
- オブシディアンバジリスク
- クロケパラウラ
- "蛮都"ナガノシ
- "毒鉄神"ラ・ハーヴァキル
- 魔神
- アンデッド
- 幻獣
- 動物
- 植物
- 魔法生物・魔動機
- 妖精