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アビスブレイカー発売！ SW2.5最新サプリメントを感想を交えて紹介

2024/11/21公開

アビスブレイカーが発売されました！

ソード・ワールド2.5（SW2.5/ソドワ）の最新サプリメント『アビスブレイカー ‐奈落と魔界‐』が発売されました！！
この『アビスブレイカー ‐奈落と魔界‐』は 2つの新技能 と奈落や魔界に関する情報が詰まったサプリメントです。

このブログでは、最新サプリメント『アビスブレイカー』について、バーっと読んでの感想を交えて、どんなサプリメントなのか紹介していきます！
「買うか迷っている」って人の参考になったり、買った人が読んで感想を分かち合えたりしたら幸いです。

2つの新技能について

今回『アビスブレイカー』で追加された新技能は、2024年10月に発売された『ストーリー&リプレイ奈落を渡る者たち』にて、一部が先行登場していました。
魔法使い系技能の「アビスゲイザー技能」と、その他系技能の「ダークハンター技能」です。

どちらも、"奈落の魔域"で使うことで、より強力な効果を発揮したり、魔神に対してより強力な効果を発揮したりします。

感想としては、どちらも使って遊びたいですし、シナリオフックになりそうな要素も多いので、NPCとしても活躍させたいと思っています。

SW2.5 技能の一覧と紹介

SW2.5の技能を全て紹介します。SW2.5でキャラクターが使用できる技能の一覧と、その紹介をしているページです。どのルールブック・サプリに載っているかも掲載しています。ファイター・グラップラー・ソーサラー・プリースト・ドルイド・ウォーリーダー・バトルダンサーなど。

アビスゲイザー技能

アビスゲイザー技能はAテーブルの魔法使い系技能です。 奈落魔法 という魔法を使うことができ、奈落使いや奈落睨士などと呼ばれるようです。
「ゲイザー」というのは「見つめる人」という意味らしいので、直訳すると「奈落を見つめる人」のようです。かっこいいな。

奈落魔法は他の魔法と同じく、技能レベル以下の魔法を全て使用できます。が、1レベルごとに使える魔法が2〜3個しか増えません。他の魔法使い系技能は4〜5個ほど増えるので、かなり少なめです。
その代わり、アビスシャードや魔神のドロップアイテムを使って、「拡張」ができます。アビス強化以外にもアビスシャードの使い道が増えました。

奈落魔法では攻撃や回復ができるほか、"奈落の魔域"攻略に役立つ魔法があります。
特に7レベルで【センド・フロム・アビス】を使えるようになると、これまでの"奈落の魔域"シナリオの想定とは異なることが起きる可能性があるので注意が必要です。
原則として、アビスブレイカー発売前のシナリオでは、アビスゲイザー技能は使用を制限しておいた方が無難かもしれません。

個人的には5レベルで使えるようになる【インビジブル・ストレージ】がエモくて好きです。永続ってのがいいですよね……。なんかこう、あああぁぁぁぁぁぁ。

ダークハンター技能

ダークハンター技能はBテーブルのその他系技能です。エンハンサー技能で「練技」を習得するように、ダークハンター技能では「操気」を習得できます。
使用者は「闇狩」と呼ばれるようです。「闇狩」は「ダークハンター」とほぼ同じ意味ですね。

操気を使用するとHPを消費します。「1d6」消費するものがほとんどなので、1を出すのが得意な方におすすめです。
出目弱者に対する救済 が来ました！！

操気は投擲攻撃に関するものが多くあります。【気操法】を使えば理力（ダークハンター技能+精神力ボーナス）を使って投擲が可能です。
【気操法】に習得枠を割かずに、戦士系技能（グラップラー技能を除く）を使って投擲を行い、他の操気で投擲攻撃をサポートする、という使い方も可能です。

【念縛術】は「射程：接触」ではあるものの、「抵抗：必中」で敵の回避力を下げられます。前衛はこれだけ習得するのもありかもしれません。
【大乱獲】は戦利品が増えます。スカウト技能やレンジャー技能が高いなら、とりあえず取っておくのもありかもしれません。

なお、ダークハンター技能では魔神に対する魔物知識判定もできます。便利ですね。

なんだろ、自らの生命力（HP）を削って、「気」を操ってナイフとかを投げるの、めっちゃかっこいいですよね！　ね？？
僕は大好きです。

ちなみに『アビスブレイカー』にはいろいろな投擲武器も追加されています。嬉しいですね。
『エピックトレジャリー』に載っているもの含め一覧になっているので、ダークハンター技能を使うときにかなり便利そうです。

アビススキルと追加アビスカース表

改めてアビス強化の説明がまとまっており、さらに「アビススキル」が載っています。
アビス強化は『ルールブックII』に載っているわけですが、文庫本サイズだと読みにくさもあったので、大型ルールブックへの再掲が嬉しいですね。

アビススキル

そしてアビススキルですが、一応『冒険者たちの幻獣戦線』の再掲です。『冒険者たちの幻獣戦線』はリプレイにデータがついたものだったので、採用されないセッションも多かったですが、ここで大型サプリメントである『アビスブレイカー』に掲載されたことで、認知度や採用率がぐーんと上がりそうですね。

このアビススキル、 アビス強化よりも強力な強化 として設定されています。魔神の力にしっかりと踏み込んじゃってます。使っていると アビス侵蝕 してきます。
エモいですよね！？

大好きなものだったので、認知度や採用率がぐーんと上がりそうなのが嬉しいです。

ところでなぜ今ここで『冒険者たちの幻獣戦線』から再掲があったのか……？
もしかしてウルシラ地方が今アツかったりしますか？？

追加アビスカース表

アビス強化（やアビススキル）で使うアビスカース表に、選択肢が増えます！
アビスカースなんてエモさの塊なんだから、その種類が増えるなんてもう、エモです。何言ってるんだろう自分……。ちょっと疲れているのかも……。

ワールド

ワールドでは追加された２つの技能はもちろん、"奈落"や"奈落の魔域"、そして魔神たちが住む「魔界」についても触れられてます。
そしてフォーセリア（初代ソード・ワールドの舞台）についての言及も……！？

この辺、今まで謎だった要素が少しずつ明らかになっててとっても良いです。
この後しっかり読み込もうと思います。

ランダム魔域ルール

ランダムに！　魔域を！　遊ぼう！　という、簡易シナリオを思わせる、ソロにも便利なルールです！
他の人と時間を合わせて遊ぶのが大変……って人は多いと思うので、かなり助かりますね！

残業なく終われた日は、1人で"奈落の魔域"へ挑んでみてはいかがでしょうか？？？？？
あれ、ちょっと疲れているのかも……。

魔物データ

魔物データは「ボス級」を含む80体以上が追加……！！
既存の魔物が奈落に適用した、的なものが多いです。

完全新規（おそらく）の魔物として、グラセルとかいう、キモいようなかっこいいような蛮族がいたりします。
なんだこいつ、可愛いような気もするし、いや普通に気持ち悪さもある……。

あとは「モノポーン」「モノキングダム」という魔動機の設定が好みですね。
コカトリス・リアニメーターもいいですね。

ちなみに高くても14レベルで、10レベル前後の敵が多いです。
高レベルを遊ぶなら、これらを元にして作るしかないかもですね。

魔法一覧

大型サプリメント『メイガスアーツ』発売から2年が経ったということで、新たな魔法を含め、一覧になっています。
奈落魔法のほか、サプリメント『アルフレイム見聞録』に収録された地域魔法（ローカルマジック）や、「博物誌」シリーズに掲載された流派秘伝魔法も揃っています！
特に流派はどこに何が載っているかわからなくなりがちなので、ありがたいですね！！