SW2.5最新サプリ 『盗掘の谷ソラーグ』 めっちゃ神! 感想と紹介
しゃちほこ丸のソード・ワールド2.5最新情報!

2025/7/21公開
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他のページよりも気軽に書かせてもらってます。
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ソード・ワールド2.5最新サプリメントが登場

先日、ソード・ワールド2.5(SW2.5/ソドワ)の最新サプリメント『スタートガイド 盗掘の谷ソラーグ』が発売されました!

普段よりも時間がかかってしまいましたが、今回はこの最新サプリメント『ソラーグ』について、感想を交えながら紹介していきます!

まだ買っていない方は、買うかどうかの参考に、もう買ったよって方は、感想の共有として、ぜひ読んでいってください。

突然ですが、お知らせです

YouTubeチャンネルを開設し、ソード・ワールド2.5関連動画を1日1本更新しています!
よければぜひ見ていってください。

初心者さんにはおすすめ?

いきなりですが、初心者さんにおすすめか、紹介しちゃいます。

ソード・ワールド2.5の最新サプリメント『スタートガイド 盗掘の谷ソラーグ』は……
初心者さんにかなりおすすめ のサプリメントです!

データを増やしていきたいなら『エピックトレジャリー』『モンストラスロア』、1人で遊び始めたいなら『デモンズライン』がおすすめです。
が、もし ワールド面に惹かれた なら、もし シナリオを作ってみたい なら『ソラーグ』はかなりおすすめです。

『スタートガイド 盗掘の谷ソラーグ』の内容を紹介!

ここからは、ソード・ワールド2.5最新サプリメント『スタートガイド 盗掘の谷ソラーグ』の内容を紹介していきます!

ざっくりと、内容は以下の感じです!

『スタートガイド¥s盗掘の谷ソラーグ』の内容

内容

ページ数

リプレイ

17ページ

ソラーグの街の紹介

50ページ

追加データ
 掘削チャレンジとディグアーツ
 一般技能

12ページ
 6ページ
 6ページ

シナリオ

40ページ

それぞれの内容については、このあとで見ていきます。
が、まず言いたいのは、全体としてかなり綺麗にまとまっていて、 ソラーグを舞台とした冒険をしっかりガイド してくれています。

リプレイ、ワールドガイド、掘削チャレンジと「ソラーグでこう遊ぶのがおすすめ」という軸がしっかりとあって、冒険のイメージがつきやすく、読んでいてめちゃくちゃ楽しかったです。

「盗掘」をテーマに、いろいろな冒険ができる、かつ簡単にシナリオを組みことができる。
『ソラーグ』はそんな、かなり素晴らしいサプリメントです。

収録のリプレイについて

まず、特徴的なのは冒頭17ページを使ってリプレイを載せていることでしょう。
リプレイ『墳墓に囚われし想い』は17ページですが、B5版2段組により、しっかりと1階の冒険分のボリュームがあります。

初期作成の冒険者たちが、パーティーを結成し、初めての冒険として盗掘のサポートをする話なのですが、「ソラーグでこう遊ぶのがおすすめ」が伝わってきます!
リプレイがあまり好きでない方にも、まずはこのサプリメントを読む前に、読んでおいてほしいです。

リプレイ内で、ソラーグでの冒険に大事な下記の要素を、すべて紹介してくださっています。
すごいです。

  • 「ソラーグがどんなところか」
  • 「盗掘者とはどんな人か」
  • 「盗掘するときには何をするか」
  • 「魔法王の墓の主な構造」

そして、今回追加されるルール、掘削チャレンジとディグアーツについても、しっかりと紹介されています!
追加ルールって一見難しそうに思えることがありますが、リプレイを読んでからだと、きっとサクッと理解できます!

ソード・ワールド2.5ではこれまで、サプリメントの冒頭にリプレイという形はほぼ全くありませんでしたが、 これは革命です
必ず毎回つければ良いというわけではないかもですが、今回のサプリメント『ソラーグ』にはリプレイがあって、本当に良かったです。

ソラーグの街の紹介について

ソラーグの街については、2大盗掘ギルド〈キングダム〉と〈エンパイア〉の対立として、かなり分かりやすく、いろいろな事件が起きそうでわくわくします。

ワールドガイドは、ワールドへの理解を深めつつ、シナリオフックを見つける部分だと思っているのですが、今作ではそれらの情報の提供が神ってます。

魔法王の墳墓の上にある、〈キングダム〉が最初に見つけていた、〈エンパイア〉が最も重要だとされている墳墓本体を見つけた、基本はこれだけです。
なのに、個性豊かな遺跡を中心として、各街のストーリーがあって、本当に最高です。

キングダム

  • 初めてソラーグでの遺跡発掘をした冒険者パーティーが元になった
  • ソラーグの独立と、ソラーグの治安維持に努めてきた
  • 現在は1,000人以上が所属

エンパイア

  • キングダムの悲願となっていた、魔法王ソラーグの玉座を、先に見つけた
  • 金融に強く、ソラーグの金融と経済をコントロールしている
  • 複数の盗掘ギルドの連合(アライアンス)である

各街について

下記のように、さまざまな街があります。

ソラーグの街と領有するギルド

ギルド

街区

キングダム

城塞街区
凱旋門街区
大迷宮街区(主張)

アクアボーン(傘下)

水没都市区

ミストレス(独立)

無限の闘技場
武具街区

エンパイア

玉座街区
ソラーグ港

中立

魔法文明街区
緑地街区
魔動機街区
山羊街区

牢獄管理組合
*盗賊ギルド

牢獄迷宮街

蛮族領

グラフト

交通の要所

凱旋門街区からは隣国オレストア王国へと魔動列車が走っています。
さすがドーデン地方の隣です。

ソラーグ港はアルショニア女王国との交易や、結界領域と呼ばれる地域の足がかりとなるゴドー島拠点へと、船が出ています。

生活の要所

城塞街区には裁判所があったりします。
水没都市区はソラーグの水(真水)のほとんどを提供します。塩もとれます。
緑地街区は発掘現場ばかりのソラーグの中で、圧倒的に自然の溢れる地域です。

蛮族領グラフト

僕好みな、色物感溢れるバジリスク、シエルラ・エンデュリオン様が治めています。
謁見したいッ。

ディアボロの女将軍、普段は少女の姿をしておられるローランサ様にもお会いしたいッ!
シエルラ・エンデュリオン様とローランサ様の会話を聞きたい!

追加ルール - 掘削チャレンジとディグアーツ

掘削チャレンジは、バトルブック系サプリメント『グリフォンロード』や『エンシェントブルー』に登場していたルール「チャレンジ」を、盗掘に特化させたようなルールです。
具体的には、各人が判定やダメージ処理などをすることで、冒険を進められます。

個人的には、 いろいろなキャラクターの特徴を活かしながら冒険を進められる ので大好きなルールでしたので、掘削チャレンジもかなり大好きです!

ディグアーツ

そしてディグアーツは、掘削チャレンジのためのルールというかデータです。
各盗賊ギルドが持つ、掘削技術や装置をデータ化したものです。

今作『スタートガイド 盗掘の谷ソラーグ』には3つのみが掲載されていて、後書を読む感じ、 今後のサプリメントに本格的に掲載される ようです。
楽しみです!

すでに3つとも、異なるアプローチ(魔法生物・魔動機・妖精)で盗掘を進めていて、ワールド面の掘り下げとしても、とっても素敵なデータでした。

追加ルール - 一般技能

盗掘に関する5つの一般技能が収録されています。

『ラクシアライフ』なしでも遊べますが、『ラクシアライフ』があった方が楽しめる要素ではあります。
が、『ラクシアライフ』なしでも遊べます!

一見強すぎる気がするアーキオロジスト技能(考古学者)も、掘削チャレンジを考えるとちょうど良いのかもしれません。
もしくは「お前スカウト取れよ」「お前セージ取れよ」みたいな押し付けが無いように、 やりたいビルド + 一般技能による補完 で遊べるようにしてくれているのかもしれません。

キャンペーンなら、冒険の報酬として一般技能の成長ができる、みたいな要素を組み込んでも面白そうです。

シナリオ

まだ遊んでも読んでもいないですが、初期作成から 連続して遊べるショートキャンペーン 的な3つのシナリオです。
どれも4時間以上かかる、長めのシナリオなので、しっかり遊ぶとなると、6回 + 予備日くらいの日程を確保して、 がっつり遊べそう です!

ところで

今作『スタートガイド 盗掘の谷ソラーグ』は、8月20日に発売される予定の『ルールブックDX』でも遊びやすいようになっています。
『ルールブックI〜III』のページを指定する際には、『ルールブックDX』のページも書いてあります。

『スタートガイド 盗掘の谷ソラーグ』55ページの記述から、ドーデン地方の解説が『ルールブックDX』335ページに記載されていることがわかります。
335ページ!?

『ルールブックDX』は魔物とシナリオが載らないので、ワールドパートで終わり、それもドーデン地方はかなり後半でしょう。
となると350ページ前後になるのでしょうか?

『ルールブックI〜III』は全て、478ページまであるので、さすがにそれより分厚くなることはなさそうです。
当たり前です。文庫本と同じページ数のA4版なんて狂ってます。重すぎて読めません。

サプリメントで(おそらく)最も分厚い『モンストラスロア』が240ページですから、その1.5倍です。
そもそもサプリメントはB5版で、『ルールブックDX』はA4版なので、紙面積では1.33倍です。

……かなりの「鈍器」です。
ご覚悟を。

まとめ

ということで、ここまで最新サプリメント『スタートガイド 盗掘の谷ソラーグ』について、感想を交えながら紹介していきました。
本当に神サプリメントでした。
僕にはブッ刺さりました。

注意点としてはソラーグを舞台とした冒険以外にはほとんど活かせない ことです。
これはめっちゃ注意が必要です。
おそらく他の地域での冒険には(ソラーグ式の魔法王の墳墓を登場させない限り)活かせません。

初心者さんにもかなりおすすめです。
ワールド面に惹かれた なら、もし シナリオを作ってみたい なら『ソラーグ』はかなりおすすめです。

もちろん、『グランゼール』『キングスフォール』『サイレックオード』『ユーシズ』も素晴らしい舞台です。
しかし、『ソラーグ』は「ソラーグでこう遊ぶのがおすすめ」のいう軸がしっかりしていて、読みやすいし、遊びやすいし、シナリオを作りやすいと思います!
これは神サプリメントですよ。

次に出る『ルールブックDX』についても紹介しているので、ご覧になってください〜

ということで、ここまで読んでくださりありがとうございました!
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ぜひもう1つ読んでいってください。

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そどわわわ!(挨拶)